昨夜も「東京国際映画祭」へ。
21時15分からの「サブマリン」を鑑賞。
そのスタイリッシュさ、サブカルホイホイ的な感じに
私もまんまと食指動きまくりw
加えて、UKもの、サリー・ホーキンス、パディ・コンシダイン出演、
監督がIT Crowdのモス、サントラ担当がArctic monkeysのアレックス、
そしてプロデュースが、ベン・スティラー!
とまぁ、映画祭のラインナップを見たときには
真っ先にペンで印をつけた作品だった。
話は、万国共通のテーマである
言ってみれば「中二病こじらせ話」である。
自分って?家族って?恋人って?永遠って?みたいな。
この手の内容って、
10年くらい前に盛んにアメリカで作られていたよなぁ、
ウェス・アンダーソンとかあの辺りのさぁ、
それをUKっぽく強烈なアイロニーでやるんかなって思ってたら
どんぴしゃなフランス映画じゃなくて
アメリカ経由をしている「フレンチムービー」になっていた!
一応舞台はウェールズなんだけど、全然活きていないw
ゲンスブールやら裁かるるジャンヌ
(その後、スキンヘッドにしたらどう?というセリフあり)
おかっぱに赤いコート、クレジットの出し方、映像のざらつき感・・・
これって・・・ゴダール?
存分にゴダールの影響を受けてるだろうなぁと
ある意味予想を裏切られた作品だったわ。
(自分はどうもゴダールは苦手なんだよなぁ)
ちなみに主人公のベッドルームにはウディ・アレンのイラストもあったっけ。
(彼の映画も苦手だ)
主人公の葛藤も、どこかサルトルの実存主義が入っているようなないような・・・
実は途中まで、すごく退屈で、
クスリとも笑えなくて、どうしようかと思っていたのですが、
パディ・コンシダンが、新興宗教の教祖役で出てから
がぜん面白くなってきました。パディさん、アンタはえらい。
(モレットヘアで車にフロイドの「狂気」のイラストありw)
撮影中も辛かっただろうに・・・おつかれさんだよ、本当に!
とまぁ、世界で大絶賛の割には
こまっしゃくれた映画で、
私はちょっと肩すかし食らってしまったわ。
最後に。
ファッション業界は
こぞってダッフルコートと赤いコートが
イケてるアイテムとしてプッシュするんだろうなぁ。
そんな予想に10000サブマリン。
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