絶対見なくてはいけない作品と位置づけていたので、
レディースデーに映画館に足を運ぶ。
この予告編のレディヘ「Creep」のカバー、いいねぇ。
(本編ではかかりません)
「Creep」が映画で使われたのって私が知る限り、
トラン・アン・ユンの「シクロ」でなんだけど、はて、他にあったかな?
あ、「ノルウェイの森」のサントラってジョニー・グリーンウッドなのねー。
ちなみに「ソーシャル・ネットワーク」の音楽担当は
トレント・レズナー(NIN←この略語ってどうしても忍者ハットリくん思い出すw)
なんだけど、うーん、彼はクリント・マンセルの亜流ぽいなぁ。
クリント・マンセルは元ポッピーズというだけで
(懐かしすぎるなぁ。でもdef con oneはたまに聞きたくなる)
現在の活躍ぶりが嬉しいのですが、
トレント・レズナーには、なーんも思い入れありまへん。
まぁそんなわけでこの「ソーシャル・ネットワーク」ですが、
「時代に物凄くマッチしている歴史的な作品」
この一言に尽きる。
来年じゃ駄目、5年後じゃ10年後じゃ駄目。
そういう時代を象徴する映画ってあるでしょう。
マトリックス然り、ファイトクラブ然り。
00年代の最後の年に、この映画が製作されたことに意味があるというか。
逆説的に、この映画は映画館のロードショーで見なくては、という気さえする。
話の内容はいろいろなところで書かれているから割愛するが、
主人公のマーク・ザッカーバーグの振る舞いが
私とかつて縁があった人に酷似していて
嫌が応にも彼のことを思い出してしまった。
酷似点:
彼は、とあるゲーム会社の開発者であったが、
四六時中ノードに関連したコードを
ひっきりなしに書いていた仕事人間。
旧帝大の数学科を卒業したせいもあるのか
太刀打ちできないほどの雄弁さの上に
冬でもTシャツ一枚で過ごすという皮膚感覚の持ち主。
・・・うーん、似てるなぁ。
冒頭のシーンなんてかつての口喧嘩か?と
非常に懐かしい気分で見入ってしまったわい。
彼もこの映画、見るべきだと思うねw
(あ、Dフィンチャーの前作のベンジャミンバトンは一緒に見に行ったっけ)
まぁそんなことが終始、頭を擡げていたのだが、
それはさておきこの映画の一番の魅力って
負の力が原動となって世界を変える、という
まるでスポ根マンガのようなイケイケドンドンな流れと
覆水盆に返らず、過ぎた日は戻ってこない、という
相反の対比のバランスが絶妙なこと、だと思う。
ラストシーンは完璧すぎるとさえ思ったわ。
対比のシーンは、その他にもあって
特に度肝を抜かれたのが、
マークとショーンが大箱クラブの大音量の中で
「天下取りの話」で意気投合した次のシーンが
グリークの「ペール・ギュント」の「山の魔王の宮殿にて」をバックに
双子兄弟のボートレース。
このシーンがミニチュアの特殊効果がかかってる!
大箱の世界と箱庭の世界の対比の真ん中にある
Social network=facebookが(メタファーとしても)
鮮やかに浮かび上がざるをえない・・・
しびれましたなぁ、このシーン。
配役も素晴らしいのですが、
目下のお気に入りは
どことなくステフォのケリーを想起させる友達役の
アンドリュー・ガーフィールド。
自分は「Boy A」そして新作の「わたしを離さないで」と見ているが、
どれも悩んで辛酸なめまくり男子の役。
そして待機作がトビー・マクガイアの十八番だった
スパイダーマンのピーター・パーカー役!
おぉ、適役すぎ!悩んで悩みまくってくれ!
ナップスター創始者・ショーン役の
ジャスティン・ティンバーレイクもチャラ男な
魅力が満載で頑張ってました。
が、実際はセス・ローゲンとかが
演じた方が、はまったかも・・・?
2000年のMTVビデオミュージックアワードにて。
当時犬猿の仲といわれていたショーンとメタリカ。
かっこいいTシャツ(!)着て登場したショーンと、
あきれるラーズ・ウルリッヒ。
これは何度見ても笑えるなぁ。
ソーシャル・ネットワークはオスカーいくつ獲れるかな。
こちらも楽しみ。
2 comments:
ソーシャルは日本でいま大ヒットしてるらしいね。
ここ中国では、まあお目見えいたしません!!
映画館でみたいよー、ところでインセプションはみた?
ノーランまたやってくれましたよ。この人の想像力はいったいどうなっているのかね。
あら、中国にもfacebookないの?
やっぱり駄目なわけ?
インセプション、今日ツタヤで借りようと思ったら
全部貸し出し中だったわ。
ノーランとデヴィット・フィンチャーは
もう次のスピルバーグ的な巨匠になっちゃったね。
きみがボストンにいたときに
セブンがすごいんだよーと教えてくれたなぁ。
あれから15年以上!ひええええ。
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