2011-04-09

生まれてから一番長い三月

ブログを書き溜めていた間に、
震災が起きてなかなかアップできなかった。

3月はとても長い月だった。
ようやく春の兆しを感じ始めていた矢先に
想像を超えた出来事が起きてしまった。

あの日を境に仕事もかつてないほどの忙しさ、
未だに解決しない福島原発のこと、
それに伴う自分自身への専門の勉強、
そして何よりも自分の心の平穏を取り戻す作業・・・。

不安に押しつぶされそうになる。
ノアの箱舟だったらば、これは試練でその先に輝かしい未来があるはず。
その一方で頑張ろうと言ったところで、どれだけ頑張ればいいのか。

未来のことで確かな手がかりが何もない状況だけれど、
ただひとつ、
生きていくことと死んでいくこと、両方を強く強く感じた。
大切に毎日を生き抜こう、と心に誓いを立てた。
気の持ちようで、少しずつでもいい方向に行けるように祈るしかない。

去年の桜と今年の桜を見る目が違うと自分でも驚く。
来年の桜はどういう眼差しで見ることができるんだろう。



幸い、東北や北関東に縁戚も居ず、自宅も古い割に倒壊もなかった。
(庭の灯篭が折れただけ)
しかし、近しい人が被害に遭ったりしている現実を目の当たりにすると、
本当にいたたまれない。だからこそ、強く生きなくてはと思う。
つぶれないように、つぶされないように。

0 comments:

Post a Comment