2012-02-21

札幌 その3

円山公園内にある北海道神宮に参拝。
円山公園駅から15分というが、記録的な大雪で参道を歩くのも一苦労。
 鳥居の積もっている雪が生クリームみたいだ。
雪の下は分厚いアイスバーン。
朝9時くらい。
清々しい空気で満たされていたけれど、手水舎で驚愕。
凍ってる!こんなのそうはないよなぁ。
お清めして早速境内へ。

京都の寺社と違ってこれもまた情緒ありました。
注連縄の畝が美しいー。

札幌に来て思ったのは、中国人のツアー客が多いということ。
前日宿泊したホテルもそうだったし、朝食も点心が豊富だったなぁ。
ご多分に漏れず、この北海道神宮も中国人がものすごく多かった。

お守りを求める列がハンパなかったなぁ。そしてやはり喧しい。
我慢しながら御朱印を頂く。
神社系の御朱印ってガッカリさせられることが多いのだけど、
北海道神宮は久々に頂いてよかったと思われる出来栄えだった。
二十を「廿十」と表記する方が個人的には好きだー。完璧!

当初、北海道神宮に参拝する予定はなかった。
ある場所が本命であり、旅行の計画を立てたときに
思いがけず近間に神宮があったため、ついでのつもりであった。
結果的に、こんな稀有な天候の中を参拝出来たことは
人生のうちであまりなかったので、非常によい思い出となった。
もしかして神の思し召しなのかもしれないなぁ。
そういうふうに考えていた方が気分がいいか。

そして神宮を後にし、「本命」の場所へ。
行きたかった場所、それが円山動物園。
必死の形相で、動物園の開門のところへ到着。

開園してる・・・の?
月曜日の午前中なので、閑散としてるが
とりあえず開園していた。(なんと年末年始以外毎日開園!)

ここへ来たのには理由があり「どうしても会いたい子」がいたから。
はるばる東京から飛行機に乗って会いに!
万感の思いだった。

つづく

2012-02-18

札幌 その2

(前回よりの続き)
ホテルとZepp札幌は距離にして100メートルもなく、
まさに目と鼻の先。
すでにZeppの前には入場待ちの長蛇の列が出来ていた。

経験したことのないアイスバーンの上にドカ雪。
ペンギン歩行でゆっくりゆっくり慎重に足を進めホテル到着。
荷物を置き、少し休憩。
六花亭のチーズケーキ食べながらテレビをつけたら
大泉洋がいきなり映ったので
北海道だなぁと妙に納得。(たまたまか)

Tシャツの上にユニクロフリースという軽装でZeppへ。
Zepp札幌ってなんとなく雰囲気が
新宿にあったリキッドルームぽかったなぁ。

後方上手でまったりしていたら
隣にいた人が話しかけてくるのでしばし談笑。
道民の人たちは気さくで心が和んだ。
それにしても岡村ちゃんのライブであるが
少し声の調子が悪かったが、まさかラブタンバリンが聞けるとは。
一気に自分が中学生の頃に戻ってしまったわ。

前方のモッシュゾーン(※年齢層高いのでモッシュは起きないのだが)
ではっちゃけるのを控えていたのだけど、
今となっては長距離移動の疲れとか、
足元マーチンとかだからの理由で
まったり鑑賞してしまったことが悔やまれる。
遥々来たというのに、だ。
18時というありえない時間に開演も
イマイチ乗り切れなかった原因かも。うーん。
でも「やす雪まつり」にまつわる即興弾き語りは
大いに笑わせてもらった。

岡村ちゃんのピアノ弾き語りは
肩慣らしでバラバラっと弾くところから始まるのだが
(芝居がかっているのが笑えるんですがねぇ)
ドビュッシーのような色彩和声を巧みに使った
ものすごく複雑だけど美しいコード進行の
亜麻色の髪の乙女のような感じだったなぁ。あ、ドビュッシーのね。
贔屓目もあるけど、プロってすごいよなぁと唸ってしまった。

坂本龍一のピアノは
モロにドビュッシーやサティ直結。
まぁあの人は芸大出でクラシックの音楽理論を
相当積んでいるので意外性もなんもないわけだが、
岡村ちゃんは意外や意外、
それに匹敵するくらいの出来なのである。
彼が影響を受けたアーティストとして
プリンス、松田聖子、山下達郎を挙げていたが、
(彼らの影響を受けた者も遡ると興味深いのだが)
もしかしてクラシックも絶対、たぶん研究しているのかなぁと思ってしまった。
この勝手な推論を導き出せただけでも収穫であった。

ちなみに客入りの音楽は
ストラヴィンスキーの「火の鳥」であった。
ゲルギエフの爆演。いいなぁ、力みなぎってて。
めくるめくリズムの美しさといったら!

これは20年くらい前のライブからずーっとそうらしい。
やはり岡村ちゃん、クラヲタなのか?
いっそのこと、映画音楽とか挑戦してほしい。
まぁでもデンスしてこそ、の人だもんなー。

そんなわけで、終演後いったん荷物を置き、
暖かい格好でお寿司を食べに行った。
街は日曜日だったのもあって閑散としていた。

翌朝、テレビをつけたらまた大泉洋が出ていた。
うーん、偶然か。
朝ごはんたっぷり食べてエネルギー補給。
万全の準備を整え、チェックアウト。

ここからが本当に大変で・・・。
歩くだけでこんなに体力消耗するとは。
リアルなRPGやってるみたいな感じだった。

そうして円山公園へ。




 すごいなぁー、誰もいないし、
こんな雪まみれの光景、初めて。
思わず「ファーゴか!」と呟いてしまった。
そういえば、ファーゴにブルース・キャンベルが出ているのだけど、
本当に5秒くらいしか映ってなくて(テレビドラマで妊娠したと責められる男の役)
発見したときはずっこけたなーw

2012-02-08

札幌 その1

20年ぶりに北海道へ行ってきた。しかも冬の北海道は初めて。
なぜかと言うと、岡村ちゃんの渋谷のライブチケットが
全然取れなくて、じゃあってんで、
シャレで休暇も兼ねて札幌Zeppを選択したら、
すんなり取れちゃった、というわけ。
岡村ちゃんの追っかけではないぞw
家族からは「追っかけ」と認定されたが。
しかも悪いことは続き
その後の新木場での追加公演のチケットは
すんなりというか余計に重複して取れてしまって、
ヤフオクでなんとか売りさばいた!ふぅー・・・。
まったく、どこまで私を手こずらせるんだ?!

まぁでも彼ってハレー彗星の如く
これで見られなかったら次はいつなのか?という
ある意味こんなにハラハラドキドキさせてくれるのは
他にかつて居たであろうか?という
前代未聞の人なわけで・・・

「4回目」あるのが前提として語られる、
そして何度も復活するという
言ってみればそういう「ザ・芸能界」を体現化してるのが
たまらないわけです。田代、シミケン超えるのかとか。
反省してなさ加減が転じて、いとおしくなってくるというかw
あ、そういう「商法」なのか!
長らくドラッグを使っていると、咀嚼がおかしくなってしまい
話すのもフガフガとなってしまう。
ブライアン・ウィルソンのインタビュー、生々しいな。
そういえば、RFADで異様に咀嚼を気にする母のサラに
ずばり「危ない薬使ってるだろ!」
と指摘するジャンキーの息子ハリーのシーンがあったなぁ。
岡村ちゃんもどうもそんな感じなんだよなぁ。きっと入れ歯かもしれない。
いずれにせよ昨年の9月に行ったライブが素晴らしく
まさに「麻薬のように」また行きたくなってしまった次第。

JALのマイレージが溜まっていつつも
特割で安く購入できたので、またマイレージ追加。
目標のロシア35000までもうすぐ・・・!!!
全身ヒートテック、ジーンズに靴下2枚履きで
シャツの上にユニクロフリースと防寒対策万全。
アウターはトレンチだけど寒さは感じず。
しかし、致命的なミス。
カメラの充電器を忘れてしまった・・・!!!
しょうがないから泣く泣く札幌駅前のビックカメラで純正もの購入。

店員さんも
「よくあるんですよ。札幌は寒いので
充電がありえないくらい急速に減りますからねぇ」と慰めてくださった。
(北海道支局に勤務した同僚からは「常識!」との言葉)
こういう痛い経験を重ねて、旅行の技術とやらを学ぶわけだ。

ビックカメラが入っている札幌エスタに
「札幌ラーメン共和国」なるテーマパークがあり
早速一食。さっぽろ大心の味噌ラーメン。
普通においしいー。

途中の地下街で
六花亭のチーズケーキとシュークリーム購入。
中島公園の(Zepp札幌横)札幌エクセル東急にチェックイン。
翌朝の写真だが、本当にドカ雪でビビった。
(つづく)