2012-02-18

札幌 その2

(前回よりの続き)
ホテルとZepp札幌は距離にして100メートルもなく、
まさに目と鼻の先。
すでにZeppの前には入場待ちの長蛇の列が出来ていた。

経験したことのないアイスバーンの上にドカ雪。
ペンギン歩行でゆっくりゆっくり慎重に足を進めホテル到着。
荷物を置き、少し休憩。
六花亭のチーズケーキ食べながらテレビをつけたら
大泉洋がいきなり映ったので
北海道だなぁと妙に納得。(たまたまか)

Tシャツの上にユニクロフリースという軽装でZeppへ。
Zepp札幌ってなんとなく雰囲気が
新宿にあったリキッドルームぽかったなぁ。

後方上手でまったりしていたら
隣にいた人が話しかけてくるのでしばし談笑。
道民の人たちは気さくで心が和んだ。
それにしても岡村ちゃんのライブであるが
少し声の調子が悪かったが、まさかラブタンバリンが聞けるとは。
一気に自分が中学生の頃に戻ってしまったわ。

前方のモッシュゾーン(※年齢層高いのでモッシュは起きないのだが)
ではっちゃけるのを控えていたのだけど、
今となっては長距離移動の疲れとか、
足元マーチンとかだからの理由で
まったり鑑賞してしまったことが悔やまれる。
遥々来たというのに、だ。
18時というありえない時間に開演も
イマイチ乗り切れなかった原因かも。うーん。
でも「やす雪まつり」にまつわる即興弾き語りは
大いに笑わせてもらった。

岡村ちゃんのピアノ弾き語りは
肩慣らしでバラバラっと弾くところから始まるのだが
(芝居がかっているのが笑えるんですがねぇ)
ドビュッシーのような色彩和声を巧みに使った
ものすごく複雑だけど美しいコード進行の
亜麻色の髪の乙女のような感じだったなぁ。あ、ドビュッシーのね。
贔屓目もあるけど、プロってすごいよなぁと唸ってしまった。

坂本龍一のピアノは
モロにドビュッシーやサティ直結。
まぁあの人は芸大出でクラシックの音楽理論を
相当積んでいるので意外性もなんもないわけだが、
岡村ちゃんは意外や意外、
それに匹敵するくらいの出来なのである。
彼が影響を受けたアーティストとして
プリンス、松田聖子、山下達郎を挙げていたが、
(彼らの影響を受けた者も遡ると興味深いのだが)
もしかしてクラシックも絶対、たぶん研究しているのかなぁと思ってしまった。
この勝手な推論を導き出せただけでも収穫であった。

ちなみに客入りの音楽は
ストラヴィンスキーの「火の鳥」であった。
ゲルギエフの爆演。いいなぁ、力みなぎってて。
めくるめくリズムの美しさといったら!

これは20年くらい前のライブからずーっとそうらしい。
やはり岡村ちゃん、クラヲタなのか?
いっそのこと、映画音楽とか挑戦してほしい。
まぁでもデンスしてこそ、の人だもんなー。

そんなわけで、終演後いったん荷物を置き、
暖かい格好でお寿司を食べに行った。
街は日曜日だったのもあって閑散としていた。

翌朝、テレビをつけたらまた大泉洋が出ていた。
うーん、偶然か。
朝ごはんたっぷり食べてエネルギー補給。
万全の準備を整え、チェックアウト。

ここからが本当に大変で・・・。
歩くだけでこんなに体力消耗するとは。
リアルなRPGやってるみたいな感じだった。

そうして円山公園へ。




 すごいなぁー、誰もいないし、
こんな雪まみれの光景、初めて。
思わず「ファーゴか!」と呟いてしまった。
そういえば、ファーゴにブルース・キャンベルが出ているのだけど、
本当に5秒くらいしか映ってなくて(テレビドラマで妊娠したと責められる男の役)
発見したときはずっこけたなーw

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