2012-08-14

巨人VS阪神 東京ドーム

急に野球のチケットがまわりまわって自分のところへやってきた。
なんという幸運! 私が野球観戦好きと知っていた上司に感謝。
だもんで、いそいそと東京ドームへ観戦へ・・・。

巨人対阪神、バックネット裏!
以前、バックネット裏で見たときの興奮が蘇ってきた。
飛行機のビジネスシートと一緒で、この席は病み付きになりそう。
(にしても6000円するんだな。。。)

後ろを見ると・・・
江川! 悪童・江川!初めて生で見たけど、
いやぁちょっと感動したよ。
そしてすぐ後ろに
鉄人・衣笠! おおおおー。
80年代プロ野球好きにはたまらんなぁ。ちょっと遠くには田尾もいたぞ。

そういえば、ここのところ、阪神戦ばっかりなぜか見ているんだけど、
やっぱり活気があっていいなぁ。
応援が一生懸命だし。元気がもらえるわ。
今季はもうBクラス確定だけど・・・。

今日は能見が先発じゃなかったのが残念
でもイケメンの鳥谷を何度も拝んでしまったわー。

巨人のピッチャーは澤村

という感じで試合開始。
にしても、両チームともここぞのチャンスで一本がでない。

巨人もふがいない打線で
江藤コーチが喝を入れていました。

阪神も、何回もチャンスを潰していて
みているこっちもイライラしっぱなし。

お馴染みチャンステーマ襲来でも・・・嗚呼。

もうひとつのチャンステーマ「わっしょい」でも・・・嗚呼。
ここぞの1本の出ない難しさ。
とまぁイライラしっぱなしだったのだが、
代打の切り札・桧山が値千金の同点タイムリー。
延長戦の末、最後は藤川球児がビシッと決めて (鳥谷もなぜかフレームイン)
1-1の同点で試合終了。
はぁ疲れた試合だったわ。

ちなみに私のすぐ近くにマスコミ用の席があったのだけど
みなさん真剣にスコアつけていました。
手前がテレビ局、奥が新聞社だったのだけど、締切があるからね。
延長決まった瞬間に
一斉にメディアセンターに走って行ったのが印象的でした。
仕事とはいえ、大変だ。

それにしても、東京ドーム、
節電しているからきっと暑いんだろうなぁと思ったら
激寒!  なわけで少し震えながら観戦。
そんな中でも「さかもっちゃん」は見事な開脚披露していました。
すごーい。さすがプロ!

2012-08-13

Uncertainty

このところしつこく書いているジョセフ・ゴードン=レヴィット日記。
近年の映画「Uncertainty」が未公開だったけど、
めでたく「ハーフデイズ」という邦題で公開していたので
早速水曜日劇場へ。

ある決断をしなければいけないカップル。
男は売れない音楽家、女は駆け出しの舞台女優。
交際10か月。
しかしなかなかジャッジができない。
それならば・・・ということでコインを投げてみると・・・
行きつく出口は一緒だけど、過程の全く異なる二つの物語が始まる。
そして最後にする決断は?というなかなか実験的な映画。
                                                                                                        
                                                                              
 
しかし・・・
うーん、こういう「たられば」「if もしも」映画くくりは
「スライディング・ドア」だとか (ロンドンのピカデリーラインだ!)
「ラン・ローラ・ラン」だとか
10年以上前の映画のことを思い出しちゃう。
しかも初めて見たときのアイデアに脱帽したっけ。
今から10年くらい前の映画って、センスオブワンダーの宝庫だったような。
だもんで、どうもこの映画はなぁ・・・
とグチグチ思いながら鑑賞。

黄色JGLがマンハッタン、緑JGLブルックリン担当。
黄色は短絡的な頭バカ、緑は温厚だけど何考えてるのかわからない、
と非常に中途半端な役割であった。
まぁでもこの手のタイプ、いるよなぁという
リアリティは存分にあったけど。

ほぼJGLプロモだもんで、
なで肩だなぁとか
なんかイチローに似てるよなあとか
そんなにしかめっ面してると、眉間に皺よるぞーとか
マターリ鑑賞してしまった。
                                  



黄色と緑の「色」は本当に徹底していて、
洋服、スニーカー、車と「信号のように」表示されます。
そして「赤」が時たま出てくるのもご愛嬌。
映画の色彩に一役買っている心意気はわかります。
ちなみに履いているスニーカーは、オニツカタイガー。
女子はKeds。
                                       
                                                                                         
肝心の話の結論は・・・ふむ、
そんなに決断できないことなのか?という内容で、
まぁ彼らの今の立場だと「できない」のはわからんでもないが、
じゃあお前ら何で付き合ってるの?なぜ避妊しないの?という
非常に現実的な考えをしてしまうオバハンの私だったw

                                        
唯一、おおっと思ったのは、
オリヴィア・セルビー!
「ジュノ」で友達役を演じていた子。
このときはものすごく光っていた。
あの子どうしたのかなぁと気になっていたんだけど、
この作品に出ていました。

進路に悩んで、親と揉めている女の子役。
やっぱりこの子は「郊外の女の子」感がとても似合う。

そういえば「ジュノ」は
Shotgun wedding、いわゆるデキ婚の話だけど
結局この「ハーフデイズ」も言ってみれば、
その話なのである。

ただ、原題にもあるように「Uncertainty」
「ためらい」が彼らには大きく立ちはだかってくる。
やはりサブカルカップルには、家庭的なものは
忌まわしいほどの問題なんだろうか?

そういう意味では、二人とも
愛情も責任も自信もなく生気もない・・・。
結末を観客に委ねている終わり方なので
希望があるように解釈すればいいんだろうけど、
うーん、まぁどうでもいいかなぁというのが私の見解w

JGLを大画面で愛でるという意味じゃ星4つだから
まぁいいかなw
あんまり緑色が似合ってないと思ったのは気のせい?
                                                                                                  


2012-08-04

The Dark Knight Rises

待ちに待ってた
「ダークナイト・ライジング」を1日の映画の日に見に行った。

思えば、前作「ダークナイト」から4年。
当時シンガポールに住んでいたのだけど、
初日超満員の超熱気の中で見たのを今でも思い出す。

あんな状態だったのは、ロンドンで見たサウスパーク以来だw
(映画の予告編の時点でおしゃべりがうるさかった女子2人に
うるせーんだよ、ビッチ!と誰かが言い放って拍手が起きてたw)
やっぱり日本以外の映画館は活気が半端ない。

しかし、コロラドの銃撃事件もあんな感じだったんだろうなと思うと・・・。
当時興奮気味にmixiに投稿した日記を読み返してみた。ここ
たかが映画だけど、いい経験できたなぁ。

実を言うとあれから「ダークナイト」は見返していない。
というか見返したくない。
もう見たくないというよりも、初見で感じた気持ちがぶれるのが嫌で。
それくらい衝撃的というか、ヒース・レジャーのことがあったりとかで、
気持ちの上書きをしたくないという頑固さをこの映画には持ってしまう。

なので満を持しての「ライジング」だけど・・・
これは・・・
私には大爆笑の連続の映画でした。
いいとか悪いとか傑作とか駄作だとかいうよりも
「笑える」ポイント、および突っ込むポイント多すぎで
一人で笑い通してました。隣の人すみません。

まず、執事のアルフレッド役であるマイケル・ケイン、
もう彼が出てきただけで、腹がよじれるくらい笑えてしまった。
その理由は・・・
もうスティーブ・クーガンとロブ・ブライドンの物まねのせい!
以前「The Trip」の日記を書いたが、この物まね対決が衝撃的すぎてね。
「The Trip」見て以来初の本物のマイケル・ケインの映画を見たので
どうしてもクーガンとブライドンの顔がちらついてしまって・・・。
どうしてくれようw
案の定、youtubeのコメントにも
「I couldn't stop thinking about this when watching "The Dark Knight Rises"」
と書かれて、賛同多数。  
マイケル・ケインが
マイケル・ケイン自身の物まねをするという映像もすごいんだが。
それと、思わずうわーとなってしまったのが、
キリアン・マーフィー登場! スケアクロウ、久しぶりー。
無政府状態となったゴッサムシティで なぜか裁判長をやっていたw
前作「ダークナイト」では、あれ?捕まった後どうなったの?
というくらい、ぞんざいな扱いだったけれど
(というよりもヒース・レジャーが強すぎて忘れられてたと言った方が正しいか)
 まさかの復活。  よく考えたら3作連続皆勤賞。
しかも、「死刑か追放どっちがいいか?
(追放と選ぶ) よし追放、でも追放死!」
Death or Exile? Death I sentence you to Death......by Exile
という素晴らしいセリフ炸裂。
大爆笑ですよ、ここだけの登場だし。
ゲイリー・オールドマン扮するゴードン刑事にも
「お前、生きてたのか」とまで言われるし。
あとこれは個人的だけど
ジョセフ・ゴードン・レヴィットが(ラブ)出てきただけで
おぉあの「口ポカーン」のドヤ顔またやってる、と笑っちゃいました。
JGL見ると、ニヤニヤしちゃうんだけど、
序盤から彼の演技を気を付けて見ていると、
ちょっと心の動きがよくわからないときがあった。
なんでこのときこんな表情するのかなぁ、と。

彼は、バットマンの正体を知っていて
ウェインに巧みにバットマンが必要だと促す。
バットマンがいかに自分のヒーローだったかと熱く語る。

その後、警官仲間に
「お前、今夜はすごい夜になるぞ(バットマンが7年ぶりに登場する)」と
言われても、JGLは表情一つ変えずに車を運転する。
まぁここまではわかる。でも得意げな顔なんてしない。
自分がウェインの背中押してやったんだぞという顔もしない。

何でJGLはこんなに物静かなんだろう?
と思いながら、映画を見続けていくと・・・

バットマンとの会話で
「戦う時にはマスクが必要か?」

え?JGLってロビンなの?!

これは衝撃的でしたわ。思わず、えええええ、と言ってしまったよ。
その瞬間から、ダークナイト3部作の先あるのか?と
考えてしまったんだけど、
まぁエンディングの「あるんだろうな」的な含みといい
ちょっと肩すかし食らってしまったわ。

総じて、期待していた分
ちょっと裏切られてしまったというか、
さほどよくなかった!

何といってもベインの扱いが小物すぎる。
キャットウーマンのアン・ハサウェイがあんまり好きじゃないので、
出るたびにゲンナリしてしまったわ。

リーアム・ニーソン登場も、
もうダークマンにしか見えないし
(包帯ぐるぐる巻きのショットもあったしなぁ、
まんまダークマンじゃないか!)

話自体も、ええええ?というくらいの荒唐無稽さというか
無理やり感があったなぁ。

井戸の中の説教も
なんだかスターウォーズの
「Use the force」みたいな下りもあったしさぁ、

途中からダレてしまったよ・・・。無駄に長いし。

あと、見た映画館が丸の内ルーブルだったんだけど、
ここは音が悪かったなぁ。
もっといいIMAXで見るべきだったな。

クリスチャン・ベイルとマイケル・ケインが
邸宅の中で話しているときのエコーのかかり具合が
ショットによって極端すぎて気分悪くなったわ。
SE悪すぎ。

まぁでも、笑えたという意味と
1000円でこれだけ見せてくれたということで
満足した夜だった。
改めて2作目の「ダークナイト」の素晴らしさを知った、
ということも特筆したいですわ、はい。

Goodbye,Heath Ledger (Re-edit)

(2008年7月17日 シンガポール在住時に書いた日記を再録)

ヒース・レジャーは
特にお気に入りの俳優というわけでも何でもないのですが、
やはり訃報を聞いたときは本当にショックでした。
正直気持ちのやり場に困ったっけな。

続報を追ってみると、
改めてオーバードーズでの死がイメージできない俳優だったし
同時期に亡くなったブラッド・レンフロには納得できたからこそ
(こちらもビックリはしたけどね)何となく虚しい気分になった。
若くて、才能に溢れ、愛娘もいるというのに・・・。
アカデミー賞の中継のメモリアルを見て
惜しいな・・・としか言葉にならなかった。だってまだ28歳だよ?!
そんなヒース・レジャーの遺作
「ダークナイト」を公開初日に見てきました。劇場超満員。
ちなみに前作の「バットマン・ビギンズ」は未見。
(見に行く前にちょっとネットで予習だけ。
シンガポールにもレンタルビデオ屋あればいいんだけどさ)
ごめん、ジョーカー役のヒースみたさのスウィーツで・・・。
なんでも物凄く評判がいいと聞いたから、のっかってみました。
自分も熱心だなぁ。Why So Serious?


冒頭、本当にワクワクするような始まり方でジョーカー登場。

一瞬、人生時代の卓球?!もしくはニューロティカ?!
あ、Slipknotに似た人いた!と笑いそうになってしまいましたが、
(声も作っていてLOTRのゴラムみたいな声)
その一方でヒースの遺作か・・・と一気に寂寥感がこみあげてくる。

どうしても遺作という事実が頭にちらつくため
ワンシーン、ワンシーンに特別な意味を抱きたくなってしまう。
しかしそれらを差し引いても、彼の演技は素晴らしかった!

化けもんと罵られてもあぁそうさと開き直り
冷静に、そして雄弁に語るジョーカー役を熱演していました。
挙動不審で、おとぼけで、ピエロのように滑稽で、
もちろん悪役だもの、その残虐さ、その気持ち悪さ・・・
ヒースはジョーカー役を完璧にモノにしてました。

どうしても彼中心に語られる作品ではあるけれど、
なかなかどうして周りのキャスト全員もベストだと思えた。
(あーバットマン・ビギンズ見とけばよかった!)

特にアーロン・エッカートとゲイリー・オールドマンに
感情を持っていかれてしまいました。
この二人は確実にダークナイトを面白くしています。

マイケル・ケインもよかったなぁ。
あの(英国)執事は適役すぎ。お茶運んでるところとか!

主役のバットマンであるクリスチャン・ベイルは
アメリカン・サイコとかマシニストのイメージが
どうもちらついたけど、総じてセクシーだったわw

そんなこんなで映画終了。

シンガポールの映画館は上映終了後は
みんなすぐ席を立って出口に急ぐのがお約束。
館内の電気もすぐ点きます。

余韻とかは皆無、つくづく映画愛ないなぁと思う。
あの曲なんだっけ?とか思わないのかな・・・。
私は絶対最後のクレジットロールまでいるんだけど
(故にいつも最後の一人になる)
In memory of Heath Ledgerにはさすがにグッときたよ。

まぁ今回も例に漏れず観客はもうほとんど出口直行なので
そんなクレジット見てる人はいなかったんだけどね・・・。

ヒース・レジャー、さようなら。
このジョーカーはきっと古典になると思うな。
映画、楽しかった!お勧めです。