2012-08-04

Goodbye,Heath Ledger (Re-edit)

(2008年7月17日 シンガポール在住時に書いた日記を再録)

ヒース・レジャーは
特にお気に入りの俳優というわけでも何でもないのですが、
やはり訃報を聞いたときは本当にショックでした。
正直気持ちのやり場に困ったっけな。

続報を追ってみると、
改めてオーバードーズでの死がイメージできない俳優だったし
同時期に亡くなったブラッド・レンフロには納得できたからこそ
(こちらもビックリはしたけどね)何となく虚しい気分になった。
若くて、才能に溢れ、愛娘もいるというのに・・・。
アカデミー賞の中継のメモリアルを見て
惜しいな・・・としか言葉にならなかった。だってまだ28歳だよ?!
そんなヒース・レジャーの遺作
「ダークナイト」を公開初日に見てきました。劇場超満員。
ちなみに前作の「バットマン・ビギンズ」は未見。
(見に行く前にちょっとネットで予習だけ。
シンガポールにもレンタルビデオ屋あればいいんだけどさ)
ごめん、ジョーカー役のヒースみたさのスウィーツで・・・。
なんでも物凄く評判がいいと聞いたから、のっかってみました。
自分も熱心だなぁ。Why So Serious?


冒頭、本当にワクワクするような始まり方でジョーカー登場。

一瞬、人生時代の卓球?!もしくはニューロティカ?!
あ、Slipknotに似た人いた!と笑いそうになってしまいましたが、
(声も作っていてLOTRのゴラムみたいな声)
その一方でヒースの遺作か・・・と一気に寂寥感がこみあげてくる。

どうしても遺作という事実が頭にちらつくため
ワンシーン、ワンシーンに特別な意味を抱きたくなってしまう。
しかしそれらを差し引いても、彼の演技は素晴らしかった!

化けもんと罵られてもあぁそうさと開き直り
冷静に、そして雄弁に語るジョーカー役を熱演していました。
挙動不審で、おとぼけで、ピエロのように滑稽で、
もちろん悪役だもの、その残虐さ、その気持ち悪さ・・・
ヒースはジョーカー役を完璧にモノにしてました。

どうしても彼中心に語られる作品ではあるけれど、
なかなかどうして周りのキャスト全員もベストだと思えた。
(あーバットマン・ビギンズ見とけばよかった!)

特にアーロン・エッカートとゲイリー・オールドマンに
感情を持っていかれてしまいました。
この二人は確実にダークナイトを面白くしています。

マイケル・ケインもよかったなぁ。
あの(英国)執事は適役すぎ。お茶運んでるところとか!

主役のバットマンであるクリスチャン・ベイルは
アメリカン・サイコとかマシニストのイメージが
どうもちらついたけど、総じてセクシーだったわw

そんなこんなで映画終了。

シンガポールの映画館は上映終了後は
みんなすぐ席を立って出口に急ぐのがお約束。
館内の電気もすぐ点きます。

余韻とかは皆無、つくづく映画愛ないなぁと思う。
あの曲なんだっけ?とか思わないのかな・・・。
私は絶対最後のクレジットロールまでいるんだけど
(故にいつも最後の一人になる)
In memory of Heath Ledgerにはさすがにグッときたよ。

まぁ今回も例に漏れず観客はもうほとんど出口直行なので
そんなクレジット見てる人はいなかったんだけどね・・・。

ヒース・レジャー、さようなら。
このジョーカーはきっと古典になると思うな。
映画、楽しかった!お勧めです。

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