2012-08-13

Uncertainty

このところしつこく書いているジョセフ・ゴードン=レヴィット日記。
近年の映画「Uncertainty」が未公開だったけど、
めでたく「ハーフデイズ」という邦題で公開していたので
早速水曜日劇場へ。

ある決断をしなければいけないカップル。
男は売れない音楽家、女は駆け出しの舞台女優。
交際10か月。
しかしなかなかジャッジができない。
それならば・・・ということでコインを投げてみると・・・
行きつく出口は一緒だけど、過程の全く異なる二つの物語が始まる。
そして最後にする決断は?というなかなか実験的な映画。
                                                                                                        
                                                                              
 
しかし・・・
うーん、こういう「たられば」「if もしも」映画くくりは
「スライディング・ドア」だとか (ロンドンのピカデリーラインだ!)
「ラン・ローラ・ラン」だとか
10年以上前の映画のことを思い出しちゃう。
しかも初めて見たときのアイデアに脱帽したっけ。
今から10年くらい前の映画って、センスオブワンダーの宝庫だったような。
だもんで、どうもこの映画はなぁ・・・
とグチグチ思いながら鑑賞。

黄色JGLがマンハッタン、緑JGLブルックリン担当。
黄色は短絡的な頭バカ、緑は温厚だけど何考えてるのかわからない、
と非常に中途半端な役割であった。
まぁでもこの手のタイプ、いるよなぁという
リアリティは存分にあったけど。

ほぼJGLプロモだもんで、
なで肩だなぁとか
なんかイチローに似てるよなあとか
そんなにしかめっ面してると、眉間に皺よるぞーとか
マターリ鑑賞してしまった。
                                  



黄色と緑の「色」は本当に徹底していて、
洋服、スニーカー、車と「信号のように」表示されます。
そして「赤」が時たま出てくるのもご愛嬌。
映画の色彩に一役買っている心意気はわかります。
ちなみに履いているスニーカーは、オニツカタイガー。
女子はKeds。
                                       
                                                                                         
肝心の話の結論は・・・ふむ、
そんなに決断できないことなのか?という内容で、
まぁ彼らの今の立場だと「できない」のはわからんでもないが、
じゃあお前ら何で付き合ってるの?なぜ避妊しないの?という
非常に現実的な考えをしてしまうオバハンの私だったw

                                        
唯一、おおっと思ったのは、
オリヴィア・セルビー!
「ジュノ」で友達役を演じていた子。
このときはものすごく光っていた。
あの子どうしたのかなぁと気になっていたんだけど、
この作品に出ていました。

進路に悩んで、親と揉めている女の子役。
やっぱりこの子は「郊外の女の子」感がとても似合う。

そういえば「ジュノ」は
Shotgun wedding、いわゆるデキ婚の話だけど
結局この「ハーフデイズ」も言ってみれば、
その話なのである。

ただ、原題にもあるように「Uncertainty」
「ためらい」が彼らには大きく立ちはだかってくる。
やはりサブカルカップルには、家庭的なものは
忌まわしいほどの問題なんだろうか?

そういう意味では、二人とも
愛情も責任も自信もなく生気もない・・・。
結末を観客に委ねている終わり方なので
希望があるように解釈すればいいんだろうけど、
うーん、まぁどうでもいいかなぁというのが私の見解w

JGLを大画面で愛でるという意味じゃ星4つだから
まぁいいかなw
あんまり緑色が似合ってないと思ったのは気のせい?
                                                                                                  


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