2012-09-14

上野動物園のマレーグマ、モモコとフジ

興味ある美術展のチケットが掌にたくさんあるのだが、
なかなか消化しきれなくて、大変な今日この頃。
休日は毎回どこかしらの美術館に出没しているのだが、
先日は、上野の東京国立博物館で
「青山杉雨展」へ行ってきた。

しかし・・・
上野に行くと、やはり動物園に行きたくなってしまう。

実を言うと、
7月の或る日、西洋美術館で開催中の
「ベルリン美術館展」へ行こうとしていた矢先、
職場の近くのマガジンハウスの受付にあった
フリーペーパーを手に取ったところ
こんなもの発見。

マレーグマのフジ?
そう、この小熊はウメキチの弟!

札幌まで行ってウメキチに会った自分としては
フジの事を全く知らなかった自分に腹が立った。
というわけで、ベルリン美術館展なんて行っている場合じゃないわ、
ということで急遽上野動物園へ。

まだこの時はシンシンも懐妊前だった。
パンダは、本当に白浜のアドベンチャーワールドが最強なので
リーリーとシンシンはほとんど興味なし。
アドベンチャーワールドのパンダは好奇心旺盛なんだけど、
上野の2匹は、どうもやる気ないんだよね・・・。

それよりもパンダ舎の前にあるクジャクが

ものすごく美しくて惚れ惚れした。
生まれて初めてクジャクが羽を広げるのを見た(かも)。

で、何はなくともマレーグマである。
母親モモコの2回目の出産で誕生したのがフジ。
私のお気に入りマレーグマ、ウメキチは円山動物園に移動したけど、
その弟がフジ。
 
マレーグマ担当の飼育員さんは、
フジの運動訓練も兼ねて餌をわざといろいろな所に隠す。


 
そうこうしているうちに、
モモコとフジ親子がお目見え。
フジ!かわいすぎるよ!!!!
もう目がクリクリしててかわいいー。和むわぁ。
片やお母さんのモモコ。
やはり貫録十分。おかんの顔してるなぁ。

フジはやっぱりウメキチの小さい時に似ている。
 
在りし日のモモコとウメキチ。


こうやってウメキチとモモコが遊んでいた場所に
弟のフジがモモコといるのは、
何だか近所のオバハンのような面持ちになってしまう。
いやぁ感慨深い。
 
 

上述の飼育員さんは、フジとモモコの様子を眺めていらっしゃった。
お話する機会があったので
「ウメキチを1月に見に行ってきたんですよ」と言うと
大層驚かれた。
「僕もこないだ見に行ったんですけどね、元気そうでした」
と何だか懐かしい目をして言っていたのが印象的だった。

モモコの初出産がウメキチだったので、彼にとっても
初めてのマレーグマの赤ちゃんだったのだろう。
なんとなくジーンと来た。
そしてフジがなんとなくウメキチの面影があり
モモコも愛情たっぷりにフジを育てていると仰った。

モモコは悠々自適にタイヤやボールで遊んでいるけれど、
フジがオタオタしているときは、すっと近寄っていく。
動物の持つ無垢さに何だかしみじみとした、それでいて
母グマの愛情に感服した。

フジ、たくましく豊かに育ってねー。
はぁそれにしてもかわいすぎる。
マレーグマ、最高!

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