2011-12-07

Alone in Kyoto 15 /Osaka

バスを乗りついで、いわゆる「きぬかけの道」辺りで下車。
「きぬかけ」は衣笠のことだとこのとき初めて知る。
ずーっと「きぬがさ(鉄人)」かと思っていたよ。
等持院は、本当にのどかな場所にあった。
すぐ近くには立命館大学。古田の母校か。
野球ネタばっかだな。

子供たちが門前をかけっこで通り過ぎていた。
なんだか懐かしい光景。
でも、この等持院、本当に由緒正しき古刹!


 松の木が美しく凛と佇んでいた。
等持院は足利将軍家の菩提寺。
足利尊氏のお墓はここにあるのです。

中に入ると、やっぱり人が誰もいない。
入館料を払い、廊下を進む。
達磨大師がお出迎え。天龍寺のものとは似て異なる。
それにしてもインパクト大きいなぁ。


方丈を背にして北庭を眺める。
こじんまりとした景観で、しばしぼんやり。

そのあとは写真撮影不可の
足利15代将軍の木像がある霊光殿を拝観。
15代並ぶと壮観ではあるが、
なんだか霊気めいた視線やらを感じてしまう。
この手の木像は小学生の時に読んだ
美内すずえの「妖鬼妃伝」思い出しちゃうんだよなー。
(クラスの学級文庫になぜか漫画があった。未だにトラウマ)

ちょっと気分悪いなぁと思いつつ、
そんな雰囲気を打ち消してくれたのが、
素晴らしすぎる庭園!




はぁーチルアウト!
脳内アルファ波、大量に発生したな。

庭を散策すると、足利尊氏のお墓発見。


鎌倉幕府滅亡から南北朝時代って、
嫌というほど日本史で勉強したけれど(建武式目とか懐かしいなぁ)
あの動乱の世の中を牽引していた人が、
ひっそりここで眠っているという驚き・・・
小さいけれど深いサプライズが、ここにもあった。


京都旅行の締めがこの寺院でよかったなぁ。
知らず知らずのうちに京都を攻略しつつある。
自分で「何かを確実に越えることができた」旅だった。
旅の醍醐味ってきっとそこにあると思う。

恒例の御朱印。
これスタンプでしたわw
やけに他の寺院より割安かと思ったら、こう来たか。

ふらっと近くを散策したら、ロシア雑貨のお店「Vesna!」を発見。
そこの店主さんと立ち話をなんと2時間くらい。
一期一会という言葉はあまり好きではないのだけど、
人ってやっぱり話してナンボだなぁと思ってしまった。

その後、大阪へ移動。
道頓堀にあるグリコは節電に協力していました。
電気は分けられないことを知っていながら、
あまり意味がない?という声もあったけれど、
やはり阪神淡路大震災で、グリコも被災した経緯もあるからこそ、の決断。

大阪の街も、少し元気がなかったような気が・・・と
思いつつも、
案の定、チンピラにーちゃんのナンパや、
風俗のスカウトマンから声をかけられるという
あんまりない事例に遭遇。やはり大阪だわw


千日前でサクッと一人飲み。
気軽に入ることができる店が多くていいなぁ、大阪。

深夜12時近くになり、大阪駅へ移動。
深夜バスに乗り込み、一路東京へ。
この日はちょうどスーパームーンだった。


奇妙な、何か畏怖せずにはいられないくらい
魔力にとらわれたと思わせるような、こんな月は初めて。
でもなんだか不思議と力が湧いてくる。

それはきっと自分は蟹座で(守護星が月)、名前にも「月」が入っていて、
月曜日生まれだからかもしれない。

旅が終わるのは寂しいけれど、十分すぎるほど
チャージができた2泊3日だった。


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