2011-02-27

横浜日記 その2

(前回よりの続き)
たっぷり中華を満喫した後は、中華街を彷徨う。
なんせ久しぶりなので、初めて来たような心地。
異国情緒たっぷりだなぁ。

でも中華街ってこんなに狭かったっけ?なんて思ったのも事実。
ちなみにシンガポールの中華街はもっと小さくて何もありません。
なぜかスウェディッシュカラーの「かんていびょう通り」のサインは、
もちろん、げえっ!関羽!ジャーンジャーン。

中華街の手相は、結構当たるらしい。
しかも、どこも相場が安くて1000円!
私は、占いって一度も診てもらったことがないので
(自分でホロスコープ見るくらいだけど)
どんな感じか体験してみたくなった。

でも肝心要の、「どこが当たるか」は知らないw
街を徘徊していると、2、3人の女性の列を成している手相屋があった。

勘で、ここにしようと思いしばし待つことにしたんだけど、
いやあ、すぐ目の前で占っているわけで、
相談者の話が筒抜け!
みんなそれぞれ悩みがあるんだなぁ。
あるから占いが救済のひとつのようになるんだね。

かくいう私も、まぁ悩み苦しみはある。
正直、慢性的な疲労を感じているし、
心の中にいつも風が吹いている。
ただ、そんなことばかり言っててもしょうがないよな、と
思いっきり冷めている(基い諦めている)
自分が斜め上にいるのも確か。

なので、辛い時は呪文のように
・しょうがない
・命取られるわけじゃないし
・たまたまこの地に産み落とされただけ
・これは不可抗力
なーんて、そらんじてます。

そんなことを考えている間に自分の番になった。

診てくれたおばちゃんの傍らにあった
クリアファイルが速水御舟の炎舞だった。
美術館関係の仕事をしていたとき、
内覧会でこの絵を見たことがあったけれど、
いつまでも見ていたくなるような、ゆらめきのある絵だった。
(燃えさかる炎の中に蛾が飛び行って
じりじりと焼き尽くされていく様子が不思議と美しい)

と、そんな話をすると
あら、よくご存知ですね、と和んだ雰囲気に。
こういうのも勘が当たるというか
ちょっとしたご縁みたいなのを感じるねぇ。

それにしても「占いが当たる」って
いわば未来のことなわけだから
ぶっちゃけ何とでも言える。
それって当たるというか心がけとか警鐘、
言わば危険回避みたいなものと思う。

「こうすれば幸せになれる」と
「これをしたら幸せになれないのでやるな」は
イコールじゃないけれど、
まぁ後者の方が疑念は少ないかもね。

で、意地悪な私は、
何も言わずに過去のことを当てたら
この方はなかなかだな、と踏んだ。

そうしたら・・・
なんと、当たってるんだなぁ。
これにはびっくりしましたよ!すげー。

何でも、右手が生まれ持った運勢で
左手が現在の運勢とのことだけど、
右は結構良く強運らしい。
なんと、一生金に困らない運勢とのこと!
これはすごいな。先どうなるかわからんけど。

が、左が相当ストレスに晒されているとのこと。
(はい、そのとおり!)
なので、メンタルな病気に注意だそうです!

後は恋愛運だとか仕事運だとか普通に聞いた。
いやぁ占い楽しいね。はまりそうだ。
今度何か勝負しなくてはいけないときに
行ってみようと思ったわ。

そんな浮かれた気分で中華街を後にする。
温かな陽射しの中、のんびりしたくて
港の見える丘公園へ。

高台まで昇る階段が意外とキツイ。
あぁ日頃の運動不足をこういうときに痛感する。

昇りきると、風車の塔がお出迎え。
フランス軍が駐留していた旧フランス領事館の忘れ形見・・・
と思ったら、当時の物ではないんだって。チェッ。
でもトイカメラモードで撮影してみたら、なんとも雰囲気のある写真が撮れた。
おフランスのエスプリを感じるね。

展望台に来てみると、横浜づくしのパノラマが拡がっていた。
この日は快晴で、気分も明るくなるなぁ。




お腹も心も満たされて、ついつい睡魔が・・・。
時計を見ると、午後3時。
これから他のエリアを散策してみよう!
(つづく)

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