2014-06-28

南木曽 2

歩き続けていたら視界が開けた。
どうやら山越えできたようだ・・・。

野に咲く花は素朴。でもどこか力強い佇まい。

絵の才能があったら、絶対写生したい風景。
初夏の今の時期がベストだけど、冬はどんな感じなのかな。

田んぼの畝に空と山膚が反射している。
日本には、まだまだこのような懐かしい風景が存在しているのが
単純に嬉しいな。童謡に歌われているような世界。

妻籠宿に到着した。

当時の家がそのまま残されていて自由に閲覧できる。
英語の表記もあったので、外国人は興味深いんだろうなぁ。

この時間帯で駅から歩いて山越えをしてきた人が、
どうやら自分だけだったようだ。
(この日は日曜日だったけど、ほとんどの人は観光バスで来訪)
逆方向からフラフラ一人で歩いているのが目立っていたのか、
日向ぼっこしていたおばあちゃんが、まぁ座んなさいなと話しかけてくる。

どこから来たんですか?何しに来たんですか?
東京から柴犬見に、→えーわざわざ?!どうして???
このパターン飽きました・・・。自殺しに来たんじゃないからね!!!

もうこのおばあちゃんと会うこともないのかもしれないけれど、
一期一会は、時として心の中に生き続ける大切な思い出になる。

妻籠宿に住んでいる猫。
おばあちゃんが呼びかけると、じっと反応していた。
この猫の写真を見るたびに、おばあちゃんのことも思い出すだろう。

小川と水車。牧歌的だなぁ。



なんとも風情のある宿場町。
昔からあるのに何で気がつかなかったんだろ。
この地をもっと早く訪れたかったな。

 この茶店で一休みして、みつまめを食べた。




どこの街にもある郵便局。
妻籠宿の郵便局は、なんともシックな外観。
敢えて「目立っていない」のが素晴らしい。

日曜日だから閉まっていたのが残念だったな。


 軒下にツバメの巣を見つけた。
この宿場町がのどかで安全な象徴なのかも?
なんて写真を撮りながら思った。
なかなかツバメに会えなかったからラッキー。
(神宮球場に行くしか会えないし)

つぶらな瞳がなんとも言えずかわいかったなぁ。

2014-06-21

南木曽 1

taicoclubが終わった後は、そのまま旅を続けることにした。
夜通し踊ったりしていたので、まともに寝ていない。
だけど、気分はものすごく高揚していた。
わざわざ行く機会がない場所に立ち寄れるチャンスが到来したから。

中央本線の名古屋方面の鈍行列車に乗車。
深い緑のアーチをかいくぐる。
ためいきが出るくらい美しい。


到着した場所は「南木曽(なぎそ)」
実は、昨年からここに行ってみたかった。
taicoclubが開催されている藪原からは1時間ほど。

 
行ってみたいと思ったきっかけは、1年ほど前にNHKで放送されていた
「新日本風土記」という番組だった。
 
猿追いをする南木曽の柴犬が紹介されていた。
かわいくて、賢くて、りりしくて、愛らしい姿に惚れた。
番組では
「南木曽町は柴犬の街として有名になりつつある」とのことだったので
じゃあ、かわいい柴犬がわんさかいるのかな?と思ったのが、
直接のきっかけ。
 
ダメ押しは、この南木曽は島崎藤村の故郷であり
古典的名著の「夜明け前」の舞台になっていたから!
 
冒頭の出だし
『木曾路(きそじ)はすべて山の中である。
あるところは岨(そば)づたいに行く崖(がけ)の道であり、
あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、
あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。』
 
「夜明け前」は
馬籠宿という中山道にある宿場町が舞台の
幕末から明治維新の混乱を描いた作品。
藤村の父親がモデルとなっていることでも有名。
 
歴史的な宿場町である馬籠宿から10キロ離れた
妻籠宿という場所は復元され、かなりの観光地。
なぜか外国人観光客に大人気!
観光案内所のHPなどを見ても情緒ありまくり。
 
インターネットで情報を集め
観光案内所に柴犬の件でメールもし、準備万端で臨む。
むしろtaicoclubよりも楽しみにしていたくらいだったから!
 
駅に到着して、改札を出るもほとんど誰もいなかった。
 

道にあった標識に従って歩き始める。
妻籠宿まで3.1キロ。
早歩きで5キロがだいたい50分でこなせる自分なので
(皇居一周楽に走って40分くらいだから)楽勝楽勝。


線路沿い。静けさが緑に吸い込まれそう。
朝9時くらいだったが、陽射しがちょっときついくらい。
暖かいというよりも暑い!


3.1キロは楽勝かと思ったけれど、予想以上にきつい。
後から現地の人に言われて納得したのだけど、
なんと「ひと山」を越えないと辿り着けないからだった!
まさかの「山越え」!!!
あぁ、でもこれって「木曽路はすべて山の中」なんだね。
文章をリアルで体現できるとは・・・・。
 
 
山中は確かに涼しく、小川も流れていた。
マンチェスター近郊の森に少し似ている。
住んでいた時のことを思い出した。
森でおばあさんがブルーベリーを摘んでいたっけな。
出くわしたときにアジア人の私に驚いていたっけ。
あのおばあさんは、もう鬼籍に入ったのかな。
 
人の気配がしない。
陽射しと鳥の声と小川の音。草いきれの匂い。
誰にも気づかれていないのが、なんだか嬉しい。
今ここにいるのは自分だけ。
 
ここは山の、どのあたりなのかな。
とにかく進むのみ。浅い森の中に入っていこう。
 

2014-06-10

taicoclub2014 part4

Panda Bearのライブを堪能した後は、小腹が空いたので
フードコートへ行く。
野菜とご飯が食べたくなって、ビビンパを購入。
あんまりおいしくなかったなぁw

時間は深夜1時ごろ。
これからが本番! 
でももう既にぐったりぼんやりしている人も多かったな。
昼から来場している人は、この時間帯はしょうがないね。。。

Mount Kimbie見ながらご飯を食べていたら、
お隣に座っていたお姉さんに話し掛けられる。
しばし談笑。
一人で来たと言ったら「強い」と驚かれた。
そ、そうかな・・・?

まぁでもtaicoclubって「アウトドア好きのオシャレなフェス」の印象が
ものすごく強いのは否めない。
だから躊躇している人も多いかもしれないなぁ。
言葉悪いかもしれないけれど、リア充の宝庫だもんw
三四郎のネタじゃないけど
リア充に劇薬ぶっかけたい」って思ってる人にはつらいかもなぁ。

 
(余談ですが、先日三四郎のライブに行った。
「茶髪で眼鏡の歯が欠けてる滑舌悪いおじさん【本人談】」も凄いが
相方のボケがものすごく斬新で腹がよじれるかと思った)

でもそんなことはない!
一人だと誰にも気を使わずに音楽に集中できるし、踊れる!
休んだり、移動したりも自由だしね!
まぁ、みんなでワイワイするのも憧れるっちゃ憧れますがね・・・。
(結論→結局、めんどくさそうだからいいやーw)

Jon Hopkinsを少し見て(結構期待していたんだけど、そうでもなかった)
今年初めて「音楽堂」の方へ行ってみる。
卓球がロングプレイしていた。
何だか酔っ払いが多かったけど、一心不乱に人目も気にせず踊る。

懐かしい曲がかかっていた。
21世紀になって初めて聞いたわ。



これ歌ってたの誰だったっけ・・・?
知っているのに思い出せない。芳賀ゆい!(ちょうどその時代の曲)
どうしても Ce Ce Penistonが邪魔をする!
(答:Bizzale Inc)

そのまま丑三つ時に突入して、Tim Hecker。
踊って温まった体を一気に冷やすくらいのノイズミュージック。
微妙に歪ませたと思しき旋律にクラクラする。
雪山で遭難しそうな平衡感覚とでもいうのかなぁ・・・。
とっさに「into the thin air」を読んだことを思い出し怖さ倍増しちゃうし。
(登山遭難物って読み物としてはものすごく面白いんだけどね)
ものすごくよかったです! 全然オーディエンスいなかったけどー。

途中で持参した「携帯用の羊羹」を食べてチャージ。
藤原ヒロシが馬鹿にしていたけれど
自分はマラソン、自転車乗るとき(or乗車後)には
必ず「羊羹」(もしくはどら焼き)を食べます。

あんこって、ものすごくスタミナ補給にいいんだよ。
暑いときには熱中症の対策にもなるし。
登山の非常食にも有効だしね。
HFはわかってねぇなw リア充に劇(略)

メインステージに戻ってJames Holden

サックスとドラム、サンプラーという不思議な構成。
曲と曲の合間が途切れるのが、ちょっともったいなかったなぁ。
それでも、演奏中にゆっくりと夜が明けてくる光景が美しかった。
なんとも言えないグラデーション。


そうして夜が明けた。

朝日の中、元気になって踊りまくる。
ここからがtaico timeらしいけれど、
私の場合は、速攻帰りました。 
この後、南木曽で山登りして名古屋へ出るという
スケジュールを組んでしまったので。

それにしても、今回はアノラックを置き忘れるという痛恨のミスを反省。
それでも「貼るカイロ」を臨時で持っていたので、なんとか凌げたかな。

会場から朝一番に藪原駅に向かうバスに乗車。
名古屋方面に行く電車の乗り継ぎが悪くて、
駅で小一時間ほど待たされる。

自動改札もなく、クレジットカードも使えない藪原駅は
駅員さん総出で誘導などをしていました。
ふと、どっかで見たことあるなぁという外国人に遭遇。
一瞬、ティム・ロビンスか?と思ったら


普通にサーストン・ムーアがいて、びっくりしましたw

周りもひそひそざわついていたけれど、
サインの長蛇の列などができるという雰囲気ではないのが
またフレンドリーというかなんというか。

それでも新宿行きの小さなホームでは
みんなで写真を撮ったり、サイン会さながらな様子でした。

そんな感じで2014年のtaicoclubは終了。
この後、私は行きたかった南木曽の森へ。
続きはまたいつか。


2014-06-08

taicoclub2014 part3 Panda Bear Live

さて本命のPanda Bear(Noah Lennox)
まさかのグラミー賞受賞おめでとう。
このインタビューは興味深い!(日本語字幕あり)

満員御礼のサカナクションが終わったら、オーディエンスの波が
ザザーッといなくなり、残った人が20人くらいだった!!!
引き潮、すさまじすぎ。

そんな中でも、Pandaさん、おぉ普通に自らサウンドチェックしてる!
ラベンハム(かな?)のキルティングジャケット着用。
誰が言ったか米国インディー界の福山雅治w
今日もかっこいいですねぇ。しかし、ちょっと太ったかしら?

 
舞台下手を見ると、あれーどっかで見たことあるような人が。
おぉ、Danny Perezじゃないですか!

Animal Collective(以下AC)のクリップなどを手掛けている映像作家。

初期ACの「Who Could Win A Rubbit」(パンダが亀!)からしてキ印炸裂。
ドギツイ表現が得意で
「てんかん起こしそうな」クリップばっかり作っているお方。

Summertime clothes」「today's supernatural」そして
数年前に「ODDSAC」という映画を作って、音楽担当はもちろんAC。
リスボン在住のPandaは映画のプレミアにも来なかったし、
あまり接点ないのかなぁと思ってたら・・・
まさか同行していたとは!!!
となると、不思議なビジュアルが見れるとか?期待大!

にしても、2年前のtaicoでは
AC「Centipede Hz」をいち早く耳にすることができた。
彼らはライブで新曲を演奏し続け、後にそれがレコードとなるのが通例。
Pandaも、3年ぶりに新しいアルバム「Panda Bear Meets the Grim Reaper」
(パンダベア、死神と会う)をリリース予定。
最近のツアーだと新曲を披露しまくっているというので、
ちょっとドキドキしてきたわ。

「Hey everybody」という控えめな挨拶から始まり
(このシャイな感じがよい)
箱の中に納めてあるKorgのサンプラーをチューニング。
ドラムやギターを持たないPandaは新鮮。

1曲目、のっけから新曲「Sequential Circuits」披露。


いきなりドラムンベース!!!おぉぉぉ!!!!
そしてキター!!! グロ映像!!!
何事もないように淡々と演奏しているPanda!!!

その後も立て続けに新曲披露。
「Day after day(仮)」の後に披露された「Boys Latin」
Dark Cloud(仮)」



Kraftwerk「Autobahn」Grimes「Genesis」 のような
シンセベースが心地よい佳曲。
we dont have a sec to think because we dont appreciate our thinking cause
こういう普遍的な歌詞が彼の真骨頂。

「Person Pitch」はブライアン・ウィルソンやジョー・ミーク直球サウンド、
「Tomboy」はミニマル・テクノ寄りになって、チルアウト度倍増。
「Pandabear meets~」は少しトライバル入ってそうな予感。

Pandaの魅力は、ずばりあの声。(と、へたくそなドラム)
合唱団入っていただけあって、ハーモニー重視なのはもちろん、
重なりが最大公約数でカキンとはまるような声の置き方。
どこまでも伸びやかな声が何重にも重なって木霊となる。
taicoのシチュエーションにピッタリ合ってるなぁと改めて思ったわ。

名曲「Last night at the Jetty」も披露。
よく考えたら、Panda単独って自分は初めてだった。
ACも勿論いいんだけど
「Centipede Hz」はPandaのペンによる曲が、たった2曲だけで
コーラスワークも減らされてしまい、
なんだかACの終焉も近いのかなぁなんて思ったりもしたもんで。

個人的にグッと胸をわしづかみにされたのは
新曲の「Tropic of Cancer(仮)」



これ、昨年の時点で聞いたことがあるんだけど、
サンプリングしているのが、
チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」の
パ・ド・ドゥ」(pas de deux)なんだよなー。

♪ソーファミレドーシラソーと順に音階が降りていくだけの
単純なメロディなのに、なぜか泣ける。
冒頭のハープのところを、ループさせてます。
このアルペジオが、本当に美しい・・・。

続いて披露された「Down blow(仮)」のサンプリングも
なんと「くるみ割り人形」の「花のワルツ」の冒頭のハープソロ!!!

BPMを相当上げてループさせてるようですが、
Pandaの娘がバレエやってんのかなぁ、としか思えないチョイス。
ジャーナリストは、そこのところ取材してほしいなぁ。
単純に自分が知りたいだけなんだけどねw

新曲「Principe Real(仮)」は、一聴したところ、
Daft Punkと一緒にコラボした「Doin' It Right」とビートが全く一緒で
派生した別の曲になっているように感じましたが。どうでしょうか?

にしても、このステージ、
終始ストロボフラッシュが激しすぎて、正直気分悪くなりましたw

花火大会と一緒で、クライマックスほど派手になるのは万国共通。
照明、ゲロ映像の連続コンボラッシュでお腹いっぱい!


 
 
Danny Perezにお礼を言って、へんてこな夢から醒めたようなエンディング。
奇妙で奇天烈。
いやー、さすがPandaのソロだと自由度が高すぎ。
早くアルバムが聞きたいなぁ。発売日未定だけど。
 
Setlistを一応まとめてみましたが、新曲は現時点で仮のタイトル。
(追記 5th/Jan/2015/ 赤字タイトルで確定しました)
 
1 Sequential Circuits(new) aka "Make Believe"
2 Crosswords (new) aka "Day after day"
3 Boys Latin (new) aka "Dark Cloud"
4 Last night at the Jetty
5 Tropic of Cancer (new) aka "Can't come back"
6   Untying the Knot (new) aka "Down Blow"
7   The Peakness
8   Principe Real (new)
9   Selfish Gene (new)  aka"Fill Those Space "
 
改めて新曲やりすぎ!!! 既発曲2曲のみ!!!
 
お客さんに全く媚びてないところ、流石でした!
(他の都市で演奏していたsurfer's hymn聞きたかったなぁ・・・)

追記:(13/Jun/2014)

海外の熱心なファンより曲名が異なる等の指摘を承り、一部修正しました。
(わざわざメキシコからありがとう!)

また7曲目に演奏した「The Peakness」は
Keep(AnCoの学生時代の友達がデザイナーのスニーカーブランド)で
AnCo用の靴を作成した際に、提供したカセットテープの中の曲です。
今までライブで披露されたことがなく、全世界初お披露目とのこと。

追記:(05/Jan2015)

6曲目に演奏した「Untying the Knot」はEP「Mr.Noah」に、
その他の新曲は「Panda Bear Meets the Grim Reaper」に収録決定です。
 

2014-06-05

taicoclub 2014 part2

今年のtaicoclubのタイムテーブルを事前に知って
正直ちょっと唸ってしまった。

Pandabearの前が、よりにもよってサカナクションと、きたもんだ。
うーん、これは早めに最前列を確保しなければと思い、
とりあえず高橋幸宏&METAFIVEを見る。


改めてすごいメンバー。
高橋幸宏、砂原良徳、テイ・トウワ、小山田圭吾・・・。

かれこれ20年前。YMOの再生ライブや
電気の「全国鼻毛あばれ牛ツアー」も行ったっけなー。
まりんはCISCOで、小山田圭吾はZESTやHMVでよく見たなぁー・・・。
(遠い目)
わー、もう20年も経ってしまったのか。

ユキヒロさんの、あの独特の浮遊する「ロマン神経症」声は健在。
自分の耳が悪いのか、ほとんど歌詞が聞こえなかったけどw

で、サカナクションである。
2年前のtaicoで初見だったのだが、
その時の印象が→こんな感じだった
あれからラジオなどで耳にする機会も断然増えたのだがね。
それくらいの認識でライブに臨む。

とにかく大人気で、もう押すな押すなの大盛況。
Pandabear待ちなのに、最前で何だか申し訳ないわね。

Kraftwerkよろしく5人横並び整列with Appleで登場。
一時期カニエがかけて流行ったサングラス(のようなもの)
をかけていらっしゃった。
女性が2人いるんだね。(初めて知る)

で、音楽が始まったのだけれど・・・
正直、感じたことは「うわー、懐かしいなぁ」ってこと。
曲を聴いて、真っ先に頭に浮かんだのが
Underworldの「2番目のタフガキ」の冒頭の組曲

他のミュージシャンの名前を引用して、
ライブの感想を述べるのは卑怯かもしれないが、
どうしてもデジャヴをこのバンドには持ってしまうんだよなぁ。
自分が学生時代に聞いていた音楽と似ていて。
まぁでもそれは、しょうがないんですけどね。

舞台が暗転して、バンドのセットに早変わり。


袖で小山田圭吾(白いシャツ)が見守っていたのが、
ものすごく衝撃を受けた。
The times they are a-changin...

で、大盛り上がりのうちにライブ終了。
知っている曲、ひとつもなかったけど、
NewOrder「Lets go」みたいな曲が盛り上がってたなぁ。
なので、ベースの女性がフッキーぽいのかどうか、チェック。
腰の低い位置で構えていなかったので残念だったー。

さぁそんなこんなで次は仕事始めのPanda bear!

taicoclub 2014 part1

久しぶりの更新。
すっかりブログも放置状態になりつつあるが、
決して飽きたわけでもなく
単に多忙で、なかなか文章が書けなかった。

その間に、本当にいろいろな場面に遭遇し、写真を撮り、
精力的に飛び回ってはいたのだが、なんせ遅筆。
メモは膨大に取るが、やっぱりブログは人様の目に触れるものなので、
きちんと構成しないと気が済まない。

というわけで、先日
「taicoclub 2014」に行ってきたことを、したためようと思う。

*****
5月31日、6月1日と
長野県の藪原「こだまの森」で行われたtaicoclubに行ってきた。
いやはや2年ぶりに帰還。


前回に行った時の経験と教訓を活かして
拙ブログの記事も参考にして、服装や持ち物を万全に準備。

2年前の2012年はAnimal Collectiveが来るというので
速攻チケットを取ったもんです。
何度も書いているが、改めて素晴らしすぎるステージでした。
新曲ばっかり披露して、観客おいてきぼりのスタンス健在で!
 このBluishな照明が印象的だったなぁ。

で、今回はPanda Bearである! 
ソロで来日!!!行くだろ!!!

もうね、いい加減Unitとかnest辺りでやってほしいもんですけど、
こんな山奥くんだりまで、パンダさん、よくぞまた来てくれた。
何事に於いてもそうだけれど、やはりチャンスはそうそうは巡ってこない。
やりたいことや行きたい所は、人生は短いのだから
無理してでもやっておいた方が、精神衛生上よいなぁと思うね。

前回は新宿から特急あずさに乗って塩尻→藪原というルートだったが、
意外と交通費が嵩んだことにビックリ。

こちとら、一人で参加の非キャンパーで、運転免許もないものだから
背に腹は変えられない。に、してももっと安く移動はできないのか?

taicoclubのターミナル駅「藪原」まで行く、新宿発のバスもあったのだけど、
1日2便しかないゆえに、時間調整が難しく却下。
バスツアーも楽かと思ったが、復路は速攻移動したいのでこれも却下。

いろいろ思案して、新宿~松本の京王高速バス→松本~藪原が安価だった。
楽天のポイント使ってバスはタダだったから、在来線で往路は1000円以下。
よっしゃ、これで万事OK。

しかし、5月最後のこの日は、ものすごく暑く、夜に備えて着用した
ヒートテックキャミソールと腹巻、レギンス、靴下は
焦熱地獄の沙汰であった。

また最悪なことに、私の凡ミス発生。
夜中の必須アイテム、アノラックコートをバスの中に置き忘れるという失態。
呑気に松本駅前で冷やしうどん食べてて(本当に美味だった)
鈍行に乗った瞬間気付いたという情けなさといったら!

バス会社に連絡して、無事に発見し、
新宿まで送り返してくれるということで事なきを得たのだが、
この山の中のオールナイトをヒートテック+
半袖Tシャツとマラソン用の薄いウィンドブレーカー
(しかも放熱効果の!)だけで過ごすという無謀さ。

暑さにかまけて、スカーフもユニクロフリースも
直前でパッキングしなかった。
なんだか、ドSのサバイバルキャンプだよ、これ。
こんな事態、ちょっと笑えてきた。

そうこうしているうちに藪原に到着。時間は19:30。
会場は、やはり盛り上がっていました。
それにつられて、自分もテンションが上がってきた!