2013-03-31

Hokuriku Trip : Kaga

永平寺からバスに乗ってJRが通っている芦原温泉駅まで向かう。
道中は平坦な景色ばかり。
でもどことなくイギリスっぽいかも。
(褒め言葉)


ついつい陽の暖かさにかまけて、船を漕ぐ。
 
そうして降りるべき駅である「芦原温泉」に到着。
 
ちなみにもう少しバスに乗っていると、東尋坊まで行けるのだが、
あまり崖とか興味がないのでパス。

駅のキオスクで喜び勇んで買った、おむすび!
 
でもよく考えたらリアルな蟹じゃなくて「カニカマ」だった!
まぁでも酢飯でおいしかったけどね!
 
普通列車で一路「加賀温泉駅」へ。

ここは屈指の温泉地。
 
むろん自分の宿は金沢のビジネスホテル。
でも、銭湯があるというので、
せっかくここまで来たから、ひとっ風呂浴びたくなった。
なんせ長距離バスに10時間も乗ってたしね。
 
そうそう加賀と言えば、最近「攻めてるなぁ」というこの広告!
 


 Lady GAGAならぬ、Lady Kagaって!
加賀温泉の女将さん達で結成したグループなんだと。
ロゴも一緒だしなぁ。なかなかやるなー。
 
加賀温泉駅と言っても、目の前に温泉があるわけでもなく、
温泉地へ行くには、バスに乗らないといけない。
少し待ってバスが来たので、その間に名物の甘えび寿司の駅弁を買う!
 
カニよりもエビ派!

山中温泉、山城温泉、片山津温泉、あわづ温泉と
温泉地がある中で、比較的近い「山中温泉」で下車。

に、しても全然人がいない・・・。
温泉宿に囲まれた広場に銭湯があった。
外観からして期待できそう!
というわけで銭湯へ。
タオルとか何も持っていなかったので、銭湯セットみたいなので入場。
トータル600円くらいだったか?
周りは、本当に後期高齢者ばっかりでした。

にしても旅の途中で、ひとっ風呂というのは贅沢。
でも眠くなってしまって困ったなぁ。
昼寝したいけれど、そういう場所はなかったわ。
健康ランドやスーパー銭湯じゃないからね。

そうして駅に戻るためにバス停へ。
なかなか時間が合わず、30分以上待たされてしまった。
猫がいて、写真を撮って時間が潰れたのでよかった。


駅に戻って、ここから金沢へ。


ホームにあった行き先案内だけど、なんというアバウトな・・・。
土地鑑がない自分は、こういうのを見るとすごい不安になるわ。
自分がどこにいるのかわからなくて混乱する。

各駅停車に乗って約1時間ほど。
今日は本当に天気が良く、山麓の雪がくっきり見えた。

 

ここは日本であって
なんだかそうでないみたい・・・。(褒め言葉)

そうこうしているうちに金沢へ到着。


2013-03-25

Hokuriku Trip : Fukui 2

永平寺の中を自由に拝観。
人も少なくて、天気も快晴。
 


静かで、ひっそりとしていて、
ときどき修行僧の読経と鐘の音が聞こえていた。
あぁチルアウト。

シンメトリーは大好物。
木造なので、ものすごく柔らかい雰囲気なのが、またいいなぁ。

講堂にて、きちんとお参り。
それにしても、京都の寺院に比べると、
いかんせん「地味」な感じで、正直ここが観光地なのか?
という印象は否めない。

けれど、思いのほか、写真を撮るには最高の場所だったなぁ。

 
 

天井の灯りや配管の紋様とか、意外とグッとくるものが多かった。
いちいち気になってしまう自分。

 
天気がよかったので、影を撮っているだけでも
様になるのはなぜだろうか?

御朱印が出来上がっていた。
「永平寺」という書き方が素晴らしい。


外に出て
大きな杉の木の奥に勅使門があった。
近づけないのが悲しかったが。

さてこれから石川方面へ出発。


なかなかバスが来ないのだけど、タイミングを見計らって
東尋坊行きへ。

にしても、やはり女一人でここら辺をうろついていると
(後からいろんな人に言われて気づいたのだが)
自殺しに来たと思われていたらしく、
やたら声掛けが多かった、ということを付け加えておこうw

2013-03-19

Hokuriku Trip : Fukui 1

久しぶりに旅に出たくなった。

行き先は、大概旅行中に考えることが多い。
昨年の秋にヨーロッパを旅行している間に
何となく漠然と次は京都かな、とロンドンで思った。

ただ、その一方で、
行ったことのない場所がいいなぁというのも
当然とあり(京都っていつでも行けるしなぁ)
いろいろ考えた結果、未開の地の北陸、石川にすることにした。

まぁ会社の先輩が金沢に5年赴任していて、話を聞いたら
なかなかよいのではないのかとも思ったのだけど。

2月中に計画をしていたのだが
体調不良などで、満を持しての出発、2泊3日。
仕事を終えた後に、夜行バスに飛び乗る。

行き先は、福井。そこから石川に入ろうという旅程。
にしても、バスに10時間近く乗るとは・・・
というか気づけよ、という感じだが。
ハワイ行けるじゃないか!

寝ぼけ眼のよくわからない状態で撮った写真。
多分午前4時くらい。
本当に、ここどこですか?
(富山と新潟にまたがるSAらしい)

23時に新宿を出て、翌朝9時に福井到着。
ここから永平寺へ。
福井駅に到着。駅にこんなものがあった。
・・・・・。
えちぜん鉄道というローカル線に乗って
永平寺口まで。

のどかな風景が拡がって、まどろんでしまう。

そうそう、今回の旅のテーマ(?)は、
のんびりというか、人のいないところに行きたいなぁと。
山とか森とか、ひっそりした場所でチルアウトというか・・・。
毎日、忙殺されることが多いから、チューニングが必要。


えちぜん鉄道の車内には、バスガイドならぬ
車内ガイドさんがいた。こんなの見たことない。新鮮だったな。
乗客がほとんど地元の人だから、挨拶や世間話とかしてたし!

そうして「永平寺口駅」へ到着。


誰 も い な い !

あぁこういう雰囲気いいなぁ。
「Middle of nowhere」

でも、ここからどうやって永平寺まで行くのかな?
簡単に歩いて行けるとばかり思っていたのだけど、
駅員さんが「歩くのは無理ですよ、2時間くらいかかるから!」
と言われて、うわ、どうしようと思ったw
そりゃそうだよなー、山の上にあるもんなぁ。

「あと30分でバス来るので、温かい待合室でどうぞー」
と促される。
このオノマトペ、初めて見たわ。
警報音がなったら、じゃ駄目なのか。
敢えて「ジャンジャン」言いたいだけなのか。
しかしジャンジャンって言ったら、パチンコか小劇場だよなぁ。
(正しくはジァン・ジァンか)

そうしてバスに乗って、永平寺に到着。

朝10時頃。
人がほとんどいなくて、静かだったけれど
何というか神々しさみたいなものは皆無。
まぁ、修行の場だから、というのもあるけれど。

 
木立が眩しい。

永平寺は、曹洞宗の大本山。
私の実家は曹洞宗なので、ここは来て見たかったんだよなぁ。
まぁ語弊はあるだろうけれど、ひたすら座禅、座禅の宗派。

永平寺には実際に修行僧がいて、ちゃんと解説をしてくれる。
写真は撮ってもいいけれど、
修行僧には絶対にカメラを向けないでください、とか。


御朱印帳を預けて、スリッパに履き替える。
真っ先に目に入ったのが、傘松閣(さんしょうかく)と呼ばれる大広間。

天井画が凝っている!

そうして廊下を抜けると
階段の回廊があった。
趣きありまくりだなぁ。ちょっと奈良の長谷寺を思い出した。


昭和初期に建て替えられたというけれど、
何人もの修行僧が、ここを行き来したんだろうなぁ。
 

つづく

2013-03-06

Grizzly Bear Live at Liquid room part2

(前回よりの続き)
Grizzly Bearご一行様登場。
大歓声。
昨日まで新宿のロボットレストランで大騒ぎしていたという
エドもニコニコ。開口一番「コンニチハ!」
真っ先に思ったことは「エドってガタイがでかいなぁ」

彼だけ赤のヘンリーネックシャツで断然目立っていた。
というか、やはりバンドの顔はエドなのね。
キャラクターも際立っているし、個性的な顔もしてるし。
(Joe Meekに似てるなぁと思うのは自分だけ?あ、彼もゲイだ)


そうして1曲目「Speak in rounds」からスタート。
ドラムがビートを刻んだ瞬間から心がゾワゾワとざわめく。
音がどんどん重なってメーターが加速するこの曲は
本当にオープニングにふさわしく、完全に持ってかれてしまった。
参りました、あんたらすごいわ、さすがだわ。
もうこの何分間で、素晴らしいライブになるに違いないと確信。

続く「Sleeping Ute」複雑な曲だけど、演奏能力が半端ない。
頭悪そうな発言だけど「レコードと一緒!」でびっくりしたー。
ヴォーカルも演奏も全然ぶれない。すごいすごい。

ヘッドホンで聞くたびに
目の前に映るルーティンな景色が
なぜかドラマチックに見えてしまう効用がある
「生活のサウンドトラック」とでもいうべき曲の「Yet Again」
アウトロの「玉砕具合」を目の前で演奏されて
(ここのいきなり転調するところが大好き!)
私も卒倒するんじゃないかと思ってしまったわ、いや本当に。

一応このライブは昨年発売したアルバムの「Shields」のツアー。
しかし新旧取り混ぜた曲を、これでもかと披露。
こなれた感がすごかったなぁ。あ、もちろんいい意味で。

個人的に白眉は
「Gun Shy」「Ready,Able」「WYWFO」の流れ。
エドの艶っぽいヴォーカルに、完璧なコーラス。
鳥肌立ちまくったわ。

周りはあんまり盛り上がっていなかったようだけど、
もう最初の瞬間から、ステージに集中してしまったので眼中なし。

それにしても、
まるで細い糸の網目を掻い潜るような音のアレンジ。
感情の起伏をそのまま音符にしている才能と演奏力。
これはもうクラシック音楽の域すら感じる。
そしてサンプリングなどに頼らず、
人力で演奏している、かつてないほどの説得力に惚れ惚れした。

ベースのクリスは「みんな、本当に静かだね(苦笑)」と
言っていたが、すんません、あまりにもあなた達の音楽が
美しすぎて、虚を突かれて動けず叫べませんでした!

あまりにもステージから放たれる音に溺れてしまい
茫然自失、触れたら壊れそうな世界観で、何だか夢のようだったわ。


エドは、本当に東京が大好きで
2009年に初来日してからやっと戻ってこれて嬉しい、
また来れるように祈っておくよと、fingers crossedしてました。
(リアルにやってました)
というか、エド自身が来たいんだろうけどw
今日の集客状況じゃ、今後どうなんだろうという感じですが・・・。
いや、何で売れないの?こんな神ライブなのにさ。

ちなみに彼は終始ニコニコしていて、最後は下着もチラ見せw
(見たくなくても目に入った。
水色かエメラルドグリーンのトランクスでしたw
赤いヘンリーネックにマッチしてました)

セットリストを貰っていたお姉さんに写真を撮らせてもらいました。
ありがとうございました。


ちなみにこのリストの後のアンコールで演奏された曲は
・Knife(私が初めて聞いた彼らの曲)
・On a Neck,On a Spirit
・All we ask 

開演前にビール飲めなかったので、
終演後に飲みつつ隣に座っていたお姉さんと
「いやぁ本当によかったですよねー」と感想を言い合う。
偶然にも私が上のセットリストをツイートして
真っ先にリツイートしてくださった方だった!
おぉ、これがGrizzly Bear Magic!
本当に素晴らしい春の夜だった。
また見たいな、あ、できれば現地で!

Grizzly Bear Live at Liquid room part1

3月5日。
久しぶりにライブに行ってきた。しかもGrizzly Bear!
それも啓蟄の日、にだ。
虫だけじゃなくて熊さんも冬眠から目覚め、である。

思えばクラシック以外のライブは
昨年の秋にマンチェで見たAnimal Collective以来なわけだけど
Grizzly BearもPitchfork Fes in Parisにラインナップされてたんだよなぁと
今さらながら思い出した。
(2日目のトリがAnCoで3日目が彼らだった)

とはいえ、今でこそPitchfork系と括られるのだろうが、
2005年辺りに当時言われていた「Freak folk」界隈・・・

あの頃、自分は特にDevendra Banhartに夢中になり・・・
芋づる式にAnCoやらCoco Rosieやら
Antony &The Johnsons辺りを制覇し
その中に確かに彼らの「Yellow House」もあった。

「森度」も存分にあり、微睡むくらいの美しさがあったのだが
どちらかというとカントリー度が高いのと
本当に失礼なのだが、ルックスがイマイチだなぁと思っていたw

本来だったら2006年の時点でライブを見れればよかったのだけど、
ことごとくチャンスのないまま(2009年のサマソニも行けなかった)
7年経って、の本日である。

その間の彼らと言ったら、右肩上がりの作品を出しまくって
(AnCoほどじゃないにしろ、ちょっと雰囲気が変わった感じもあるが)
8ポイントクラブどころか「9ポイントクラブ」常連になっているわ、
ふとしたところで耳にする機会も本当に増えたなぁ。

(CureのClose to meも勿論いいんだけどね!)

「BlueValentine」は話自体は、痛々しかったが
聞き慣れた「Yellow House」の楽曲がふんだんに使われていて新鮮だった。
最後のクレジットの「Alligator」の儚さと言ったら・・・・!!!

 
あら、偶然にも両方ともライアン・ゴズリング出演だったわ。
 
そんなわけでイントロが長いが、リキッドルームでのライブ。

正直言うと、1か月前にチケットを買ったのだが、
整理番号が203番で大層驚いた。おいおい、全然売れてないじゃん!

で、リキッドの正面に到着した際、外国人に
「僕、Grizzly Bearのライブ行くんだけど、会場どこ?」と聞かれた。
てっきりダフ屋だと思ったのだが、よくよく話を聞いたら
「招待客としてチケット貰ったんだ」と言っていたw
なので、何だか関係者席だかゲストリストやら
招待客が本当に多かった、という印象。外国人も多かったなぁ。
そんなわけで、意外とフロアは埋まっていた。
結構ギリギリに入ったのだけど、前列3番目まで進む。

そうしてライブがスタート!

(つづく)

2013-03-04

3Days in London 17

地下鉄に揺られて、また中心のOxford Streetへ。
雨が本降りになっていた。

最後の「あがき」の買い物を決行。
自分と友人にPrimarkでスヌードを購入。
全色買い占めたいくらいのコスパ良すぎ。

その後、HMVへ。
欲しかったDVD購入。
Amazon UKでつい「買い忘れてしまう」
「Greenberg」をやっとこさ購入。
それと、
「An Idiot Abroad」が安くなってた!

「The Office」を生み出した
Ricky Gervais と Stephen Merchantが制作のSky TVの旅番組。
これyoutubeで断片的に見ていたんだけど、
DVD欲しかったんだよなー。

エジプトのKFCは手話でオーダー!

日本の旅番組にはない切り口が斬新。
マイケル・ペイリンの旅番組といい、こういうの見ると
またすぐにどこかへ行きたくなってしまう・・・。

Maryleboneに移動して、
行きたかった本屋の「Daunt Books」へ。
最近、ここのブックバッグがなぜか渋谷で売ってて
5000円近くもしていたのでびっくり!

「世界の夢の本屋さん」でも紹介されていた店だけど、
なるほど、この図書館みたいな感じ、
確かに居心地がいいなぁ。



ウィリアム・モリスのペーパーボックスが何気に置かれていて
センスがいいなぁと思ってしまった。

肝心の本のセレクトや棚は
ありきたりのような感じがしたけれどね。

と、いうか、すぐ隣にあったOxfamの本屋の方に惹かれた。
やっぱり「古本」や「古雑誌」「古レコード」の棚を探す方が好き!


寒くて凍えそうな午後だった。

ダミアン・ハーストの店があって、時計を見るとこんな時間。

ちょっとお茶をして、宿に戻り
荷物をピックアップ。
これから地下鉄に乗ってヒースローへ。
ALL ZONEチケット、目いっぱい使えた!


さっさとチェックインを済ませて、
免税でF&Mの紅茶とCadburyのチョコをたくさん買って
再び機上の人となる。


そうしてあっという間に東京に戻り、翌日からまたいつもの日々・・・。

に、しても本当に久々にリフレッシュできた。
毎日があり得ないほど充実していたし、
自分のやりたいこと、行きたいところを網羅できたのは、幸せだった。
そして、また何か壁を越えれたというか、
どこへでも行けそうな根拠のない自信を獲得できたのは大きい。
なので、次は・・・多分、米国初上陸、か、な?