2013-02-25

3Days in London 15

地下鉄に乗って、久々Covent Gardenへ行ってみる。
 
思いっきり観光地。
歩いている人、みんながニコニコしていたな。

Fred Perryのペーパーオブジェ。厚みがいいねぇ。


写真だけ。Royal Opera House。
パリのオペラ座に比べると、モダンすぎて拍子抜け。
入り口は簡素すぎてビックリしてしまった。
ウディ・アレンの「マッチポイント」に出てきたなぁ。

ここに来た理由は、交通博物館のショップに行きたかったから!
博物館自体は、過去に訪れたことがあるし、
意外と入場料が高いので、今回はパス。
で、お目当ては、これ。Moquette(モケット柄)のアイテム!
 
この柄は長らくロンドンの地下鉄やバスの座席に使われていたもの。
懐かしいなぁ。
で、いろいろアイテムがあるんだけど、クッションカバーが意外とよいので
喜び勇んで買いに行くも・・・
 
ストックなし!ショボーン。ネットにはあるのに・・・。
せっかくカバーだけ買って、「中身」はニトリで買おうと計画していたのに!
 

しかし、なんとバーゲン品の中にお宝発見。
モケットのノート!しかも£1。
とりあえず3冊ほど購入。
その他、バインダーだとか他のノートだとか
細々したものを買って退散。
またしても、かさばる物ばかり買ってしまった。

Covent Gardenの周りを久しぶりに歩いてみる。
 
ずいぶんとテナントが変わってしまったなぁ。

例えば、今から10年くらい前に「Pout」というコスメの店があった。
Cath Kidstonの隣にあったんだけど。

とにかくアイシャドウのパッケージとネーミングが可愛くて、
(Miss Englandとか、Miss Denmarkとか全部国名がついている)
今でもたまに登板させるのだけど
ブランド自体はとっくのとうに消滅してしまった。

Covent Gardenの路面店は、それこそ東京でも手に入るものばかりで、
「ここでしか手に入らないもの」を探す方が難しかった。
なので、何も収穫なし。
というか、買い物は、本当にもう疲れて打ち止め。

SOHOを特に何の目的もなく歩き回って
気がついたら、日がもう暮れていた。
舞台版「ボディガード」評判はどうなのか?


ロンドン最後の夜なので、
最後の晩餐は、大好きな中華料理屋に行くことにした。
Queenswayにある店。ここは本当においしい。
わざわざここまで買いに行く自分w

ここを知ったきっかけは、V96に行ったとき、
たまたま帰りの電車で乗り合わせた日本人が
「おいしいですよ」と教えてくれた。
(Paul Wellerの熱狂的なファンだったと思う。私と友人はPULP目当て)

何度か外観が変わってるけど、
ロンドンで中華が食べたくなったら、必ずここに行く。
そして炒飯(エビ入りの豪華なやつ)とコーンスープを持ち帰る。
£10くらいで、高いんだけどね。
ものすごい美味しいので間違いない。
そして自分にとっては
あぁロンドンだなぁという郷愁に浸れる味。
まぁイギリスの中華料理は、なぜか異様においしいんだよねぇ。
どうしてなんだろうか?

持ち帰りを待っている間、
やっぱり蟹料理を待っている
(恐らくカリブ系の)老婦人とちょっと話す。

「ここの中華本当においしいわよね」とか、とりとめない話だったけど
「えー明日帰国なの?残念ねぇ、またロンドンいらっしゃいね」
なんて、クリシェなんだろうけど、なんかそういうのは単純にうれしいなぁ。

ものすごく聞き取りづらい英語だったけれど、
その反面、みんなどっこい生きてるのねぇなんて
ちょっと勇気が湧いた。

宿に帰って、
「『Chinky』食べながら『Telly』で『BBCfooty』を見る」
というイギリスっぽいこと、この上なし。

元祖ワンダーボーイの
マイケル・オーウェンが変な髭面だった。

ジェリ・ハリウェルの回想録が放送されていて
くだらない・・・と思いつつも、結局見てしまう。
顔を相当「工事」したようだわね・・・。
 
テレビを延々見続けていたら、
一瞬で、すごく心に響いたCMを見つけた。
NikonのカメラのCM。
ものすごいエモーショナルに溢れていて
音楽も素晴らしい。
Radical face の「Welcome home 」とのこと。


次のカメラは絶対Nikonにしようと思った・・・!
(ちなみに今使っているのは、Ricoh)


こうして、ロンドン最後の夜が過ぎて行った。

2013-02-14

3Days in London 14

歩き疲れたので、バスに乗ることに。
特に目的地もなかったのだけど、
あてもなくどこかへ行きたい気分になった。
旅行者ならでは、の思考。

来たバスが、たまたまWaterloo行きだったので、飛び乗る。


バスは空いていたので、やっぱり2階の一番前に陣取る。
朝、歩き回っていたShoreditchエリアを、ぼーっとしながら見下ろして、
小さなことから大きなことまで、いろいろなことを考えた。

この辺りは「近未来的な」建物が多いが故、
目の前の景色は、まるでスターツアーズのような感じだった。
右にある鋭角的な建物は、Royal Bank of Scotland。



 30 St Mary Axeが見えてきた。
通称ガーキン(ピクルスに使うキュウリ)とは
よく言ったものだなぁ。


車窓から見ても、不思議なビル。
ジャン・ヌーヴェルの作だと思っていたのだけど
トーレ・アグバールに似ているからね)
作者は違うそうな。

 
バスはSt Paulの方へ。
 

 
Brick Laneから一気にハイソな、いかにもな観光地へ。
地下鉄もいいけど、くるくる景色が変わる
バスがやっぱり楽しいな。

そして終点間近のWaterloo Bridgeを渡る。

 この橋と言えば
ヴィヴィアン・リー(英国人)の「哀愁」
ものすごく可哀想な映画。

思い返してみるとWaterlooって
音楽や映画に引用されていることが意外にも多い。

ワーテルローの戦いを題材にして
Waterlooが「大惨敗」の意味で使われているABBAのやつとか

あとやっぱりWaterloo Sunsetは外せない。
このGlastonburyの雰囲気いいなぁ。
Terry meets Julieって、
テレンス・スタンプとジュリー・クリスティのことなんだねぇ。


国鉄のWaterlooと言ったら
「さらば青春の光(Quadrophenia)」の5:15
WaterlooからBrightonへ向かう列車。
Ocean Colour Sceneに
「The day we caught the train」という曲があるけど(懐かしい)
「Jimmy heard the day he caught the train」という詞は
この5:15の引用なんだよなぁ。

そういえば、Brightonは未開の地。
どうしても北の方が好きだわ。
だからWaterlooよりもEustonの方が、おぉっとなる。


ジミーちゃんの「ボーン・アルティメイタイム」
パディ・コンシダンの狼狽ぶりがよい!
(結局殺されちゃうのだが)
このシリーズ、時々ものすごく見たくなるんだよなぁ。

そんなことを考えていたら
テムズ川と、ロンドンアイと、ビッグベンが見えた。
 もっとバスに乗っていたかったけれど
終点なので、急かされるように下車。


巨大なモニュメントがある
国鉄駅の方には行かずに、
そそくさと地下鉄に乗り換える。


ロンドン初心者だった頃、
どういうわけかNorthern Lineが苦手だった。
車体は古いし、なぜかこの線だけ悪臭がしていた。

カラフルな路線図の中で
黒色で示されていた「Northern Line」は、
冷たくて無機質で楽しくて愉快な雰囲気が皆無だった。
だいたい「この線を使って行かなくちゃ」という街もなく・・・。

渡英を重ねて、
だいぶロンドンのことを把握できるようになった6、7年ほど前。
東ロンドンがブームだったときに
AngelやHoxtonやShoreditchの辺りを周って、印象が変わった。

無機質さは単にクールではなく、
何となく宇宙船のような空間で、
非現実なルートを通っている雰囲気。

そういうちょっと奇妙で気持ち悪くて
暗闇でドッキリみたいな感覚の心地よさを会得したというか。
どんどん深く深く落ちていく・・・ドラッグのようなNorthern Line。

 

さぁこれからどこへ行こうかな。

2013-02-11

3Days in London 13

マーケットの持つ雰囲気って大好き。
人がガヤガヤしていて、活気に満ち溢れて、
日々の生活の「良い部分」だけが凝縮されて、
目の前にあるような気がするから。
(暗いマーケットというものは、
存在するのかどうかわからないが)


花だけじゃくて、海老天もあった。
ちょっと高いかも?

こういう「いかにも」なアイテムを
「いかにも」と思いながらシャッターを切るけれど
やっぱり写真が出来てから、いいよなぁと反芻する自分。

バスキングも、もちろん!
 
良さげな「クウネル」系のお店。
だけど、きっとかなりの値段がするかも、と思い入店せず。
もうBrick Laneで買い物疲れたよ・・・。

 
 
この日は、本当に天気が良かったなぁ。
しかも日曜日。

何も目的がなくても
舗道に座って、ぼんやりしていたり、
本読んでいたり、ギターをつま弾いていたり・・・。

冬になると、日照時間が短いせいもあるが
(日の出8時、日没16時とか)
そのせいか、英国人は晴れの日は庭仕事したり
公園でピクニックしたり、本読んだりと、
ノスタルジーな面が、多々ある。

勿論、みんながみんなそうではないだろうけれど、
(だいたいほとんどの人がテレビ大好きだしね。
だから冬の夜は延々テレビを見て過ごす)
何となく「健全さ」みたいなものを、歩きながら考えた。


When I was a little kid my mother told me not to stare into the sun,
so once when I was six, I did.
At first the brightness was overwhelming, but I had seen that before.
 I kept looking, forcing myself not to blink, and then the brightness began to dissolve.

逆光の写真を撮りたいなぁと思ってカメラを構えると
必ずと言っていいほど、「Π」のクォートを思い出す。

そうしてファインダーを覗きこんで、
「目くらまし」に合いながらシャッターを切って
目の前に残像がチカチカと瞬き、ふらふらしながら、
やぁやぁ楽しんでる?えぇ楽しいよ、と
もう一生会うこともなかろうかという人と一言二言、
車窓のように、その人がどんどん遠くなって、
マーケットの端まで辿り着いた。

こういう何でもないことも、ロンドンマジックなのかもしれない。
というか、きっとそうだと思う。

2013-02-10

3Days in London 12

Brick Laneを抜けて、道をまっすぐ行くと
きらきら光る木々を見つけた。


葉っぱが色づいて、思わず写真を撮ってしまった。
本当に穏やかな秋の日だったなぁ。




 そうして、また道なりに進んで行くと、住宅街にたどり着いた。
セミデタッチドが並ぶ小路を抜けると、
途端に人の往来が激しくなる。

Columbia Flower Merketが行われている
Columbia Rdに到着したらしい。(が合っていた!)。


日曜日のパブ。
パブの名前が「The Birdcage」いい名前!
この緑色のタイルのグラデーションも、素敵。

この日は
ManCと地元のSpursの対戦、ということで
みんなテレビに釘付けだった。写真でわかるかな?
(試合は2-1でManCの勝ち)

花のマーケットと聞いていたので
きっと午前中が大盛況なんだろうなぁ、
もう午後だし、人も少なくなっているんだろう、
と考えていたら、そんなわけはあるはずはなく・・・。

大盛況だった!
メインストリートが、人込みで歩けないので
舗道を通るも、ここも大渋滞。


 

売られるのを待つ花たち。シェードで待機中。

 


実にイングランドらしい光景だったなぁ。
古着ばっかり見ていた自分も、心が穏やかになるというか・・・。

ガーデニングの才能があることを
「Greenfingers」と言うが、
この言葉を聞くと、どうしてもクライヴ・オーウェンの映画を思い出す。


囚人(しかも殺人)が実はガーデニングの才能があり、
庭造りコンテストに出場して表彰されるという話。
しかも実話!
囚人がこんなことやってていいのかよ、とツッコミどころ満載なんだけど、
クライヴが素敵なので問題なし!
(この無骨で手負いの狼みたいなのがよい!)

2013-02-09

3Days in London 11

臨時のヴィンテージマーケットを偶然発見し、
階段を下りていくと・・・


ヴィンテージの洋服の横に屋台!
という、もうワクワクしっぱなしな空間だった!
しかもバラエティに富んだ世界各国の料理が目白押し。
夏フェスみたいな感じで、歩いているだけで楽しかったなぁ。

ん?犬も入っていいの?
いいんです!
かわいいー、秋田犬とマスチフとかのミックスかなぁ。
思わず、断って触らしてもらっちゃった。

そんなわけで、洋服探し。
売り子さんの押し売りも激しいけれど、まぁそこはうまく交わす。
まぁ断りの文句も言えるから、大したことはないわな。

キミ日本人でしょ?いいコート着てるね、
フジロックいつか行ってみたいなぁって声をかけてきたお兄さん
(彼女が日本人とのこと)が売っていた靴に思わず一目ぼれ。

革のタッセルローファー!
しかも紅白でかわいいー!!!
でもちょっと迷って、目を離していたら
そのすきに、他の人が試着してた!

や、やばい!
心の中で「手離せ手離せ」と念じたら、あっさり離したので
「これいただくわ」と無事に購入。
お兄さんも、おおよかったよかった、ということで
ディスカウントしてもらって£30(よく考えたら高いなぁw)
ちなみに後から気づいたらギャルソンの靴だった。
自身の初ギャルソン。(あんまり好きなブランドじゃないんだが)

それからストールを回って、手作りのヘアバンドを買う。
あまりないタイプで、これも一目ぼれ。ちょっと高かったかなぁ。
£20くらい。
でもものすごく気に入ってしまって、思わず買ってしまった。

ほとんどのストールを見尽くしたので外に出る。


もうひとつのマーケットを見たり(あまり収穫なし)

本屋で立ち読みしたり。
(take a walk on the EAST sideっていうのがいいねぇ)

この辺りに来るたびに通っている
「beyond retro」にまた行く。
セントラルの方にも支店を構えているようだけど、
やっぱりここの雰囲気が一番だなぁ。
ここで「!」というドレスを見つける。しかも値段が£12くらい。
いやぁいい買い物したわ。

例のベーグル屋にものすごい列が出来ていた。
 さすが日曜日。
原宿や渋谷の混雑とさほど変わらない。

秋のロンドン、青空の日曜日。
いい日だったなぁ。
気づけばBrick Laneの端っこまで辿り着いた。

通りを渡って、フラワーマーケットが行われている
Columbiaに行ってみることにした。

123の先が、フラワーマーケット!