2012-06-04

Animal collective Live in London2006 part 4(re-edit)

2006年8月26日ロンドンのAnimal collective ライブの日記再録その4)
Animal Collectiveのこのライブには、サポートが2組ほど居て、
もちろん名も知らぬアーティストだった。

彼らたちも実のところは見たかった。
外で待たされている間に、
終わってしまっていたのが残念・・・。

ところで。

実を申せば、ここ数年なんだかUKロックとかが、
もうつまらない、もういいだろ?と思っていて
何だか新しい分野を聞いてみたいなぁと模索していたのです。

(勿論好きなのもあるけど10年前に比べるとやっぱりなぁ。
年のせいかもしれないね)

そしてやっぱりというか
現代音楽とかノイズの森に行き着きました。
ありがちですな。
いわゆるタワーレコード新宿の9階奥。

自分の好きな曲は何ですか?とか
好きなアーティストは誰ですか?と聞かれると私はうまく答えられない。

だけど好きな音なら知っている。
それは例えばNOのBlueMondayの
デ・デ・デデデデデデデデっていうキックとか、

Chemical brothersのblock rockin beatsのサイレン音とか。

こういう音が延々と30分続くなら、
それはすごく心地よいことを発見したのです。
これって今風な聞き方かもしれないわね。 
まぁロックよりダンスっぽい方が好きというのもあったし、
ギターをジャーンって鳴らすよりも、
キーボードをピコ、って鳴らす方が好きなんで。
と同時に、無意識に音階がない音みたいなのが気になって
ギャーギャーただ騒いでいる声が入っているやつから
イーノのアンビエントミュージック、
ライヒやクロノスカルテット、
はたまたWarpやらSkamなどの
インダストリアルテクノ?(でいいのか?)を
一時期集中して聞いておりました。

でAnimal Collectiveも
BOCとかSigur Rosかなんかの流れで
耳にしたのだと思う。


後から考えると不思議なんだけど、
自分内Man Of the year(so far)が
ブッチ切りでDevendra Banhartなんですけど、
やっぱりAnimal Collectiveと通じるところがあって
『フリーアシッドロック』とか
『サイケロック』みたいな括りで捉えられているみたいね。

で、Devendraのバックバンドやっているのが
Vetiverっていうグループなんだけど、
彼らはAnimal Collectiveとレーベルメイト
(FatCat)だし、
何かまたしても「導かれた」って感じ。

(この倉庫ライブは8/26で私はその後の
9/1にDevendraのライブを見ることになっていた、っていうか見て来た)

そして貰ったフライヤーにはGang Gang Danceという
これまた白眉なNYのバンド
(Animal Collective好きなら好きだろ?ってやつです)
が8/28の月曜日にライブをやるということで 臍を噛んだ。

この何行も書いた文を要約すれば早い話がこうです。

いろんな音楽が私の頭の中で巡り巡っているけれど
実はそれはサークルのように繋がっているということ。

そしてそれに付随する 素敵な瞬間や出会いや会話が
また音楽をより楽しいものにするということ。

引き出しは多いに越したことはない。

話に戻ろう。

で、肝心のライブはどんな感じだったかというと・・・?

まずは素晴らしい彼らの曲「Grass」をお聞きください↓


もう叫んだ、踊った、飲んだ、吼えた!って感じでした。
特にやっぱりこのリズムが脳みそをスパークさせる、
と思いきや蕩けるくらいな音の洪水に飲まれてしまう。

途中ブレイカーがダウンしてしまって(すごいでしょ?)
何度も仕切りなおしのライブではあったけれど、
その度に、音が聞こえるたびにマジックがあった。

何だか魔法のような(Flaming Lipsとは違う魔法)
ライブでした。

本当に素晴らしいものが見れて、この場に入れたことに感謝。

そして私はステージの真後ろで見ていたのだけど
ライブ終了後、メンバーの核であるエイヴィ・テア氏と
(写真の赤帽子の人)
お話+ハグが出来ました。これまた貴重な体験だった。

(後略)

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