まだ開館前。なのに列はちらほら。
に、しても美術館の周りの景観は、めまいがしそうなほど。
このアーチの先には、セーヌ川があるはず。
どうなっているのかな。ドキドキしながら門をくぐってみる。
そこは、まるでこの世のものとは思えない・・・。
ものすごいショックを受けた。
何というか、いくら頑張ってもダメなんだという敗北感というか。
咄嗟に萩原朔太郎の
「ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠しせめては新しき背廣をきて
きままなる旅にいでてみん」
という一節が頭に浮かんだ。
いつの時代も
希望を抱いて、多くの芸術家がこの地を訪れ、
成功を掴む一方で、夢敗れて・・・。
パリのあまりにも強烈な説得力、パリじゃなきゃ駄目なんだ、
そしてそれは物理的にも心理的にも天国のように遠すぎて敵わない
という錯覚を感じるくらいの完璧な朝日だった。
ただの橋、川、太陽なのに、その三位一体が美しすぎて
困惑させられるくらいだった。
あぁ芸術家でなくてよかったw
セーヌ川沿いを歩いているだけで、
もうお腹も胸もいっぱいになってしまった。
というわけで、ルーヴル美術館へ。
ミュージアムパスを事前に用意していたので、らくちんらくちん。
こういうところで時間を有効活用しなくちゃね。
内側からピラミッドを見るとこんな感じ。
さぁどこから見始めようか・・・。さっとしか予習してないからなぁ。うーん。
つづく
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