2013-01-31

3Days in London 7

Leicester Square方面へ進む。
ここに来ると、Saint Etienneの「He's on the phone」を思い出してしまう。

Can't find his way there,
Got the cash, 
Feeling flash 
in leicester square.

以前ここにあった「Swiss Hotel」の跡地に
スイスの州都の旗を集めたモニュメントがあった。


土曜日の夕方なので、混雑が半端ない。
この辺りはレストラン、映画館、劇場がひしめいている。

 
またしてもコリンを見かける。(合成ポスターっぽいなぁ)

 
ビートルズのミュージカル「Let it be」評判いいかどうかは???
 

 
音楽ものミュージカルでもうひとつ。
「Loserville」クラスの負け犬がロックバンドを結成して・・・
なんていう、Weezerのリヴァースか?という内容。
特筆すべきは、この作者がBustedの誰かってことだ。
BustedやMcFlyはさぁ、アイドルがバンドやってみました、という感じで
相当バカにされていたような・・・。
 
まぁそんなこんなで向かう先は
National Portait Galleryへ。
以前ミュージアムショップしか行かなかったので、
ちゃんと常設展示を見たかった。
 
本当にたくさんの肖像画、写真・・・と
正直、集中力が途切れてしまった自分。
エリザベス女王くらいしか今となっては覚えていないのだが・・・。
しかしながら、常設が無料なのは、本当に有り難い!
閉館ギリギリまで滞在。
 
ミュージアムショップでまた「袋」購入。

オスカー・ワイルドの名言。
「私達はみんな排水溝の中にいる
でもそこから星を眺めている人だっているんだ
We are all in the gutter, but some of us are looking at the stars」

Fatboy slimのアルバムタイトルにも引用されているけれど
(halfway between gutter stars)思わず買ってしまった。
まぁ彼の名言って、もっと辛辣なのもあるんだけどね。
このまとめ見て、笑ってしまった。モリッシーが好きなだけあるわ。

それと、Blurでお馴染みのジュリアン・オピーが表紙のガイド。

外に出ると、とっぷり陽が暮れていた。
すぐ隣にあるTrafalgar Squareへ行ってみる。
今夜も、やっぱり何かの演説が行われていた。



買い物三昧で疲れたので、一旦荷物を宿に置くことにした。

2013-01-29

3Days in London 6

Oxford Stをメイフェア方向へ進んで、また買い物再開。


メインストリートには、クリスマスデコが飾られていた。
確かにイギリスのクリスマス準備は、異様に早かったっけ。
8月の最終週から一気に秋風が吹いて、
サマータイムが終わったと同時に、クリスマスのCMとかやっていたような。



ユニオンジャックが飾れているとは知らなかった。
街中で見たのは、正直初めてかもしれない。
やっぱりロンドン五輪の影響なのかなぁ。
にしても、やっぱりユニオンジャックって絵になるなぁ。


お、デヴェンドラの広告!
実はパリでもデヴェのこのポスターはよく見ていたのだが、
フランスのファッションブランド「The Kooples」のキャンペーン。
恋人同士というコンセプトのブランドということで
結婚して2年という写真家でアーティストのAna Krasさんとの2ショット。
というか、結婚してたんかい、デヴェ!
ちょっとナタリー・ポートマンに似てなくもないな、アナさん。

そんなこんなで向かう先は、Selfridges!
どうしても欲しいバッグがあって、売り場をうろうろ。
すると、地下にある本屋が、なんだか人だかり。
何かあるのかな?と思っていたら、
あ、昨日テレビで見た人じゃないか!
イアン・ソープ!
この本のプロモサイン会でした。
記憶に残るアスリートには間違いない。
にしてもふくよかになり、清潔感がなくなったよなぁ。
(何でもこの自伝は鬱病を患い自殺未遂まで追い詰められた内容)

そんなこんなで目的のバッグ売り場へ・・・。
Cambridge Satchelsをストリートスナップかなんかで見たときから
欲しいなぁと思っていた。
なかなか日本でも売っていないので
(似たようなのはあるけど、やっぱり元祖のここのが欲しい)
万を持して、の購入。

何色にしようか散々迷った挙句、
白にしてみた。
冬に敢えて、白を持つのがいいなぁとか
スカーフを巻きつけるとまた違う表情になったりとか
いろいろ想像が出来るのが楽しい。

汚れが目立つのが難だけど、
事前に防水スプレーをかけて大切に使いたいと思う。
使いこなしていい味が出るのも楽しみなんだけど。
サッチェルは、やっぱりいいなぁ。古着にもバッチリ!

免税対象とのことなので申請をする。
Selfridgesの免税申請って本当にスムーズで
パスポートを持っていなくてもクレジットカードでOK。
手慣れたもんだなー。めちゃくちゃ親切でわかりやすかったよ。
Selfridges最高!

その後は、第二の目的地である「COS」へ。
Regent Stまで歩く。
土曜日の午後なので、すごい人だかり。
Libertyの隣にある「COS
ここは「H&M」のシスターブランド。一応高級ライン。

ちょうど旅行中に、H&Mとマルジェラのコラボが
あとX日で始まるよーというキャンペーンをやっていた。
発売日に飛行機に乗っていた自分としては、
その祭りに参加できなかったのだが、
「COS」のサイトを何気なく見てみたら、
なんとなくマルジェラっぽいじゃないか、これで十分かもー、
いや、寧ろこっちの方がいいじゃない?という具合。

シンプルでミニマル、カッティングも
そんなに奇をてらった感じではないのが、よい。
テイストとしては、ユニクロが以前コラボしていた
ジル・サンダーに近いかも。(あれ好きだったんだけどな)

なので、またしても大量に試着する。
まぁでも試着している間に絶対ブレーキがかかり
「こんなに洋服買ってどうするんだ?」と我に返る。
なので、ニット1枚とドレス1着購入。

ここでも1時間以上過ごしたため、
店を出たときには、すっかり夕方になっていた。
Regent Stを下って、Piccadilly Circusへ。

ここへ来ると、あぁロンドンだなぁと思う。
でも結構テナント変わったなぁ。
20年前に確かTower Recordがあったのが、
10年くらい前にはVirgin Megastoreになっていて
そして今は跡形もない。

ネオンサインも
3年前はこうだったのが、

SANYOが撤退した代わりに
SAMSUNGやHYUNDAIなど韓国勢が台頭していた。
さみしいねぇ。


 
写真を撮っている間に夕焼けがどんどん拡がっていく。 
 

買い物は小休止して、Leicester Squareの方へ行くことにした。

2013-01-28

3Days in London 5

11月10日。
ロンドン2日目の朝10時頃。暖房の効きがよく快適な目覚め。
早速テレビをつけて、お茶を沸かして身支度開始。

この当時、音楽専門チャンネルで毎回プレイされていたのは、
新譜が出たばかりのCalvin Harris。
この曲だけでなく「Let go」もすごいかかってた。

それとやたらスティールパンの音とフレーズが耳に残るこの曲。
アイヤイヤイアァァー、しかしまぁ歌詞が低能すぎるw

本当にダンスもの強し、という印象。
勿論「Gangnam Style」Swedish House MafiaとかConor Maynard
ずーっとかかってたなぁ。
ロックやポップスはほとんど。One directionとMFSくらいだったなぁ。

早速街に繰り出す。時間はいつのまにかお昼近く。
夜遅くに降った雨は止んでいたけれど、地面には水たまり。
そして相変わらずの曇り空。

Goodge Streetで下車して、Oxfamなどに寄った後、
Tottenham Court Roadへ。

やっぱり目立つなぁ、これ。
自分の中で「TCR」と言うと、真っ先にこのクリップ思い出すんだがw


そうしてOxford StをずんずんとBond St方向へ歩く。

3年前に訪れたとき、当時の日記に
「かつて感じていたロンドンの魅力が自分にとって随分薄れている」
と書いていた。

相変わらず、ファストファッションのテナントが並んでいて
さほど銀座や原宿や新宿と変わらない。
画一化というのは、旅行者にとっては本当にガッカリポイント。
まぁそれでも、やっぱりTOPSHOP行っちゃうんだけどねw
もう惰性で行ってしまう。通過儀礼みたいなものか。
(でも今回はH&Mは行かなかった!)
店員がやたら愛想がよいことに驚いた。
イギリスの店員っていい意味で放置プレイで、
そこがすごく好きだったんだけど、もう恭しくてビックリ!
ロンドン五輪の影響か?
「何か手伝いましょうか?」なんていきなり言われたのは
きっと私が何もわからない日本人に映ったんだろうかね?
「欲しいものたくさんで破産しそうだ」と言ったら大笑いしていたが。

それにしてもTOPSHOPは、本当に規模を拡大しまくっていて
ロンドン中心部はこのOxford Stにあるだけと認識していたが
いつのまにかCharing Cross RdとかKnights Bridgeなんかにも店舗があった。

それにしても毎回ここに来ると何かしら
お気に入りのものが見つかり、ついつい買ってしまう。
以前の様に大量バカ買いは、ないものの、
やっぱり何だかんだと試着室に持ち込んでしまう。

ちょうど、JW Andersonとのコラボが発表されていた時だった。

最後まで買おうかどうしようか迷ったキルティングのトップス。
結局買わず。
試着して思いのほかよかったのは、イニシャル入りのシャツ。
襟が小さいことですごくスタイルが良く見える。
こういうシャツは何枚あっても頼りになるなぁ。

その他、セールになっていたサンダルも買う。
セール品がごちゃーっとあるスペースに、
いつかネットでみた「Ilovemel」のサスペンス塗り絵が£1だったので迷わず購入。

 
「キャリー」とか
 偶然にも「鳥」とか
 「シャイニング(春やすこ)」とか
あまり見かけない題材の塗り絵。
ヘタウマな絵、なかなか笑える。

特にライアン・ゴスリング!
これはプロパーでも販売してなかった。




The Charlatansのティムが「Ilovemel」のファンで
塗り絵を作ってもらったそうな。ティムだけじゃ売れない(?)ので
デヴィッド・リンチとセットにして「Tim Peaks」として刊行。ゆるいなぁw

その他、コスメやバッグの売り場が別の階にあったので、
くまなく見て回る。急にTOPSHOPのコスメが欲しくなり、
なぜか口紅2本購入。売り場にいた女の子にいきなり話しかけられ
「今日パーティーなんだけど、どっちの色が似合うと思う?」とか
なんというか、あぁイギリスだなぁと強く思った。こういうところ大好き。
結局2時間近くここにいたかなぁ。

TOPSHOPを出ると、向かいにはOxford Circus駅がある。
いわゆるSOHO地区。
ここら辺に来ると、やっぱりなんとなくBerwick Stに行きたくなってしまう。

言わずもがな「WTSMG」の場所ね!

ここに初めて来たときは(1996年)、かなり感動した覚えが。
ちなみに私はブリットポップの中では、PULPが最強に好きだったので
Saint Martins College of Art and DesignやBar Itaria、MileEndにも
勿論当然の如く行き万感の思いだったわ。

しかし、WTSMGから17年経った今は・・・

うーん、かなり様変わりしてしまったなぁ。
むろん、もうちょっと奥の道で撮ればよかったんだがw
もともとこの通りはレコード屋が、ひしめき合っていたんだけどね。
17年の間にインフラが普及し、レコード屋が潰れてしまうなんて
誰が想像できただろう?


HMVも破産か・・・。さみしいねぇ。

2013-01-23

3Days in London 4

生まれてから今までたくさんの映画を見てきたけれど
(まだまだ序の口だけど)そのおかげで
今回の特別展は本当に心から楽しむことができた。

その中でも白眉だったのは、
ヒッチコックの「鳥」の衣装!

「100秒でわかるヒッチコックの『鳥』」
音楽もバーナード・ハーマン使っててわかってるなぁ。
(あ、この曲は「キル・ビル」で使われてたな)

子供の頃、日曜洋画劇場とかゴールデン洋画劇場を
親とよく一緒に見ていたけれど
なつかしすぎるwwwwwwwwww
キスシーンのところで、親と見てると気まずくなってたな。
つーかキスの後、顔が倒れすぎ。

まぁそれでよく「鳥」とか「十戒」とか「激突」とかやってたなぁ。
それも何度も!(もちろんジャッキー・チェンやシュワ、スターローンも然り)

子供心に「鳥」のショックは大きくてね。
(そういえば「ヒッチコック劇場」もやってたな)
なんとなくあの萌黄色のセットアップは覚えていた。
 
「鳥」のバービー(マテル社)が以前、販売していたなんて!
すごいー。忠実に再現しすぎ。
 
ヒッチコックは、やはり家族の影響でよく見させられたけど、
まぁ子供だったので、そんなに怖くないじゃないか、という気もしていた。
特に親は「ノーマン(ベイツ)の地下にいる母親は気持ち悪い」と
言われて鑑賞したが、へ?って感じだった。
 
しかし、大人になりヒッチコックの映画を見返すと
心理的に怖いというか、何とも言えないイヤーな気持ちになる。
 
でも50年代、60年代のハリウッドは本当に素敵!
ファッションから何から今と比べて最高すぎる。
その上ヒッチコックとバーナード・ハーマン、
そしてソウル・バス(映画のタイトルで著名なグラフィックデザイナー)の
この三位一体は、マスターピースだわねー。
 
「めまい」
「北北西に進路を取れ」
(最後バスに乗り遅れるヒッチコックのカメオが良い!)

「サイコ」
Busta Rhymesがサンプリングしてたなぁw)

そんな感じで、2時間以上かけてゆっくり堪能。

ちなみに目玉の展示は、ジュディ・ガーランドが
「オズの魔法使」で履いていた赤いスパンコールのシューズ。
すごく小さかったなぁ。22くらい?
スミソニアン博物館に保存されているそうな。
「お家がいちばんだわ(There's no place like home.)」」
彼女はこのとき13歳で既にクスリ漬けだったのであるが・・・。

*****
さてV&Aに来たからには、ここのミュージアムショップは外せない。
この展示の図録も欲しかったのだが、
ちょっと高かったのと、重かったので泣く泣く断念。

Waterstone'sでブックバッグを買ったというのに、
またここでも「袋物」を買ってしまう。
白地にブルーグレーのパネル柄。
春のマリンルックに映えそうw
買い占めたいほどのハガキがあったけれど
厳選して「勝ち上がった」3枚。
ウィリアム・モリス柄と、YSLのモンドリアンドレス。
モンドリアンは、大好き!
この柄を見つけてから、拙ブログを開設したくらいだし。

いちいち包装バッグも取っておきたくなるくらいのかわいさ!
なので「V&Aがロンドンの美術館の中でいちばんだわ」

しかも再来月からやる特別展が


すごいなぁ、これ。世界中からロンドンに来ちゃうだろうね。
でも真っ先に思い出しちゃうのが、「Zoolander」なんだけどw

 そうしてV&Aを後にする。

地下鉄に乗って、宿に戻ろう。
はぁ、今日も長い一日だった。

2013-01-22

3Days in London 3

「V&A」の特別展である「Hollywood Costume」へ。
写真撮影禁止なので、メモを取ったり、
それこそゆっくり時間をかけて見つくす。
(写真はサイトより転載)


この「オズの魔法使」のポスターが、とてもいい!
少しくすんだ紅色に白が映えていて。
買おうかなぁと思ったのだけど、結構しっかりしたチラシがあったので
(もちろんタダ!)何枚も拝借してしまった。

きちんとしたフレームに入れれば様になるよね!
(しかもV&Aの文字がいいアクセント!)

そうして会場へ入ると・・・

100点を超える衣装が、ずらーっとあって圧巻だった。
しかもその見せ方が本当に上手で、
このために撮ったと思われる映像やインタビューなんかもたくさん。


あぁ、あの衣装だ!、と思わずニンマリしちゃうものも勿論、
特にコスチュームプレイの一角は、何枚も重ねたオーガンジーやレース、
恐らくフレームには入らないと思しき
グラデーションになっているビーズ刺繍など、
見れば見るほど、すごいなぁという感想しかなかったわ。
あと、ドレスはコルセットで締め上げるのだけど、
ケイト・ブランシェットは細いなぁーとか、ね。


金曜の夜ということもあって、かなりの来場客。
この特別展に来るということは、やっぱり映画好きの人がほとんどで、
四方からの周りの声をこっそり聞くのもまた楽しかった。
 

衣装デザイナーが語る特別映像も食い入るように見た。
英国の著名な衣装デザイナーのサンディ・パウエルが
「ギャング・オブ・ニューヨーク」についてスコセッシと話していたり。
彼女の手掛けた衣装は、かなり好きだ。

「Velvet Goldmine」懐かしすぎる・・・。

「Hilary and Jackie(ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ)」
話は結構エグいが(しかも実話)、英国ファッションがかわいいー。

もともと彼女はデレク・ジャーマンのお抱えだったんだよなぁ。
ティルダ・スウィントンもそうだったよなー。

私の大好きな映画のひとつである「Closer」の
ナタリー・ポートマンの衣装(ファージャケット)が飾ってあった!


衣装担当のアン・ロスは、
「みずぼらしい感じ、有り合わせのBOHOシックみたいな感じでイメージ」
とのことで、一時期この映画に心酔していた自分にとって
「あぁだから『Hello,Stranger』なのか!」と妙に納得してしまった。

この映画、本当にはまったなぁー。
今回じゃないけど、自分の日記を見返したら
2006年にロケ地の「Alice Ayres」の公園に行ってたし!
(よく考えたらここ行った夜にAnimal Collectiveの出来事があったのか)

ロンドンのSt Paul近くにある公園「Postmans Park」

左にある屋根つきの掲示板らしき箇所に

近づいてみると・・・

Blower's Daughter(レンガ屋の娘)の
アリス・エアーズのプレート発見! 

というか、昔から自分の趣味嗜好って変わらないなぁ・・・。
でもこうやって過去と現在が繋がっているんだ、ロンドンで!
と妙に思い返したのも確か。

つづく