2013-01-10

Animal Collective Live at Manchester WHP 2

(前回からの続き)
髪が青いAveyに戸惑いつつ、
ノイズがガガガガガと続いた後に
牧歌的な「Rosie Oh」からスタート。

誰が言ったかインディ界のフィル・コリンズ、福山雅治、
あとちょっとだけポール・ダノにも似ている(と私は思う)

イケメンPandaが、あんまり上手じゃないドラムを叩きながら
のびやかなヴォーカルをのっけから披露。

いつも目をつぶって歌うPanda。二児のパパでもある。
今日もかっこいいですなー。

にしても彼らは、本当にそこらにいる近所のお兄さん的な感じで
(あんまり米国人という雰囲気がないのだが)
洋服も無頓着というかねぇ、見たことあるな、この服というのを
必ず着ていたりする。
というかどこで買ったのそのTシャツ?を着ている確率が高いw

今日のライブでGeologistが
大林宣彦の「ハウス」のTシャツを着ていて、
なんだか妙に嬉しかったなぁ。出た、このTシャツって感じで。
AveyとDeakenは、なぜか二人でトラックスーツ。
独身組は気が合うのか?
とか考えているうちに、
 Come on let-let-let-let-let-let-let-let-let-let-let-let go!
Today's Supernatural来たー。
この曲、よく聞くとフォルクローレぽいよなぁ。
Aveyがアルペジオを両手で弾いていないことに気付いたw
全体的にあんまり好きな曲じゃないんだけど、
セカンドヴァースの部分はいいなぁ。

目の前のAveyは、ちょっとお疲れの様子で
あんまり表情も変えず、淡々と演奏をしていたのが印象的だった。

正直「MPP」が、あんなに売れるとは、という感じだったが
やはりよくできたアルバムであり、多幸感に溢れているんだよなぁ。

「MPP」の後のいわゆる勝負作である「Centipede Hz」が
「決して悪くはないんだが、しかし」という世間の評価・・・。
「8ポイントクラブ」から脱落したのも大きなニュースだったけど。
いや、悪いアルバムじゃないよ、これ。
機械音バキバキじゃなくなったのも、私はいいと思う。
音の隙間が壁のように埋まっているのもいいし。
Pandaのドカドカへたっぴドラムも味になってるし!

He bungs the drums!
Have you seen him have you heard?


ただ何というか、AnCoの終焉もちょっと感じさせるようなムードが
見え隠れするというか、そういう気配もあったりする。

妻帯者Vs独身組じゃないけれど、
核であるAveyとPandaの温度差というのかなぁ。
まぁ彼らは4つの個性をまとめてAnCoで括っているわけだけど、
とにかくAveyのダークサイドを(離婚したのやっぱりでかいんだな)
何とかして引き上げているような、それでも続けていかないといけない、
という、ちょっと暗黒期なのか?という雰囲気を邪推してしまう。

そういう意味でAveyの一番近いメンバーである
Deakinが戻ってきたのは喜ばしいことなのかもしれないな。
この夜、一番働いていたのが、Deakinだったわ・・・。
ちなみにライブ中、MC担当していたのも彼。
「楽しんでる?僕らも楽しいよ」だけだったなぁ。

つづく

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