(まだまだ序の口だけど)そのおかげで
今回の特別展は本当に心から楽しむことができた。
その中でも白眉だったのは、
ヒッチコックの「鳥」の衣装!
音楽もバーナード・ハーマン使っててわかってるなぁ。
(あ、この曲は「キル・ビル」で使われてたな)
子供の頃、日曜洋画劇場とかゴールデン洋画劇場を
親とよく一緒に見ていたけれど
キスシーンのところで、親と見てると気まずくなってたな。
つーかキスの後、顔が倒れすぎ。
まぁそれでよく「鳥」とか「十戒」とか「激突」とかやってたなぁ。
それも何度も!(もちろんジャッキー・チェンやシュワ、スターローンも然り)
子供心に「鳥」のショックは大きくてね。
(そういえば「ヒッチコック劇場」もやってたな)
なんとなくあの萌黄色のセットアップは覚えていた。
「鳥」のバービー(マテル社)が以前、販売していたなんて!
すごいー。忠実に再現しすぎ。
ヒッチコックは、やはり家族の影響でよく見させられたけど、
まぁ子供だったので、そんなに怖くないじゃないか、という気もしていた。
特に親は「ノーマン(ベイツ)の地下にいる母親は気持ち悪い」と
言われて鑑賞したが、へ?って感じだった。
しかし、大人になりヒッチコックの映画を見返すと
心理的に怖いというか、何とも言えないイヤーな気持ちになる。
でも50年代、60年代のハリウッドは本当に素敵!
ファッションから何から今と比べて最高すぎる。
その上ヒッチコックとバーナード・ハーマン、
そしてソウル・バス(映画のタイトルで著名なグラフィックデザイナー)の
この三位一体は、マスターピースだわねー。
「めまい」
「北北西に進路を取れ」
(最後バスに乗り遅れるヒッチコックのカメオが良い!)
「サイコ」(Busta Rhymesがサンプリングしてたなぁw)
そんな感じで、2時間以上かけてゆっくり堪能。
ちなみに目玉の展示は、ジュディ・ガーランドが
「オズの魔法使」で履いていた赤いスパンコールのシューズ。
すごく小さかったなぁ。22くらい?
スミソニアン博物館に保存されているそうな。
彼女はこのとき13歳で既にクスリ漬けだったのであるが・・・。
*****
さてV&Aに来たからには、ここのミュージアムショップは外せない。
この展示の図録も欲しかったのだが、
ちょっと高かったのと、重かったので泣く泣く断念。
Waterstone'sでブックバッグを買ったというのに、
またここでも「袋物」を買ってしまう。
白地にブルーグレーのパネル柄。
春のマリンルックに映えそうw
買い占めたいほどのハガキがあったけれど
厳選して「勝ち上がった」3枚。
ウィリアム・モリス柄と、YSLのモンドリアンドレス。
モンドリアンは、大好き!
この柄を見つけてから、拙ブログを開設したくらいだし。
いちいち包装バッグも取っておきたくなるくらいのかわいさ!
なので「V&Aがロンドンの美術館の中でいちばんだわ」
しかも再来月からやる特別展が
すごいなぁ、これ。世界中からロンドンに来ちゃうだろうね。
でも真っ先に思い出しちゃうのが、「Zoolander」なんだけどw
そうしてV&Aを後にする。
地下鉄に乗って、宿に戻ろう。
はぁ、今日も長い一日だった。
0 comments:
Post a Comment