2012-12-17

3Days in Paris 18

モンマルトル墓地には、数多くの著名人が眠っている。
A dreaded sunny day So I meet you at the cemetry gates・・・
なんて、そらんじながら
何となく墓参りするのもいいかも、なんてくらいの気持ちで
モンマルトルまで来てみた。
事前にネットでプリントした地図を持って。

ところで。
自分は「墓マイラー」ではないけれど、
自分が訪れた有名人の墓で一番印象に残っているのは
やっぱりJoy Divisionのイアン・カーティスの墓!
自分はNew OrderよりもJDの方が断然好き!

マンチェスター近郊のCongletonという街に住んでた時、
隣町がMacclesfieldという、まぁ言ってみればイアンの故郷だった。
(正しくはCheshire管轄です)
スティーヴンもそうなんだけどね。

で、ちょっと興味本位でイアンの墓ってあるのかなぁと
思って探したら本当に小さな小さな墓標があって!
これは感動したなぁ。
あまりにも寂しすぎる場所で衝撃を受けたわ。
いや本当にIn a lonely placeだった!
だいたい英国では土葬が一般的なんだけど、
墓標だけというのは、つまり火葬。
生活に困窮してるとだいたい火葬なんだよね・・・。

で、イアンの墓って写真では見たことあったのだけど、
映像ってないなぁ、じゃあ自分が映像に撮って
アップしてみよう、と思いついた。

ちょうどyoutube黎明期だったのもあったせいか(2006年)
結構反響があって世界中の人からメールもらったわ。
ここに行くにはどうしたらいいの?という内容ばかりで。
南米からのメールが意外と多かったなぁ。

その後、ご存じのように
アントン・コーヴィンが「Control」を撮って
Joy Division、イアンが再評価、と盛り上がっていたら
心無いファンがこの墓標を盗んだというニュースがあった。
なぜか知らんが、私のところにも
お前のせいで、犯人はお前、なんてメールが来たなぁ。違うから!

まぁそれはさておき話はモンマルトルの墓地。
なんとここで衝撃の事実が!
何と私がプリントアウトしていたのは
モンパルナス墓地」だった!
「モン」違いだけど、アホすぎる自分に興ざめ。
ずーっとゲンスブールとジーン・セバークと
モーパッサンとベケットの墓の場所に印をつけていたのに!


しかもそれに気付いたのが墓、どこかなぁと探している最中w
モンパルナスの地図を持って
モンマルトルの墓をうろうろしているなんて・・・。

で、案の定、園内で迷ってしまい、
ふと気づくと、なんだか花に溢れた墓を発見。
誰?
墓標を見ると「ダリダ」とある。
え、ダリダ?
ここで、ようやく自分がモンパルナスの地図を持っていたことに気付く。

ダリダと言えば、この曲しか知らないけど、
とにかく墓がゴージャスすぎてびっくりしたわ。
睡眠薬自殺で亡くなったというので、尚更かも。



大急ぎでインフォメーションボードまで戻り、
改めて自分が「モンマルトル」にいることを確認。
誰のお墓があるのか、チェック。



!!!!
嬉しい偶然というのはこういうことなのかな?
トリュフォーとニジンスキーと
ベルリオーズがいるではないか。
(見落としていたが、ドガもいたのね)
 
さぁでは彼らに会いに行くか!
 
と思いつつも、やはり地図がうまく読めずウロウロしていたら、
猫に餌をやりに来ていたおじさんが
「€1、猫の餌として寄付してくれたら
墓の場所を教えてあげる」と
かなり阿漕な事を言ってきた!
 
まぁ猫もかわいかったので、旅の思い出として
€1払って、ベルリオーズの墓を教えてもらう。
 


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