2012-12-22

3days in Paris 20

墓地内を何度も歩いて
意外とひっそりした場所にあったのが
かのフランソワ・トリュフォーの墓。


決して大きくはないスペース、
しかも奥まったところにあるので見落としがち。
 
 トリュフォーはなぜか「未知との遭遇」に出演しているけど
演技が結構うまいんだよなぁ。
 
自分は熱狂的なヌーヴェルヴァーグファンでもないし、
むしろゴダールは苦手な監督。
 
でも何となく自分がかつて見た映画を振り返ってみると
「アデルの恋の物語」「大人は判ってくれない」
「アメリカの夜」「華氏451」と
結構トリュフォーを見ていたことに気付いた。
 
そしてやっぱりというか今でも何となく好きなのが
「突然炎のごとく」(Jules et Jim)だったりする。
すごい、全編youtubeにあるんだね!
思わず見返してしまったよ。
 
 
一見したときは、あまりにも「奇妙なトライアングル」
(まさにBizzare love triangle)で、ついていけないわ、
フランス女ってこうなのか、
男たちも傅いて、さっぱりわからん・・・。
 
と思いつつも、グイグイと話に引き込まれ、
カトリーヌの恋愛体質(決して改めようとしないのがいい!)
ジュールとジムの友情、
その上に成り立つ「苦しすぎるが納得できる三角関係」
若さや儚さ、そして結末の破滅の美学というのかしら?
みんな夢見がちな故の(みんなロマンチストだ)
「心地よい不安定さ」みたいな・・・。刹那的すぎるけど。
 
うーん、うまく言えないのだけど
こういうのってアリだよなぁ。好きな映画だわ。
ちなみに自分はジム派だなぁw
 

 
そういえば、タランティーノはこの映画及び
ヌーヴェルヴァーグが大好きなんだよね。
だいたい「パルプ・フィクション」でも
SLJの役名がJules、タラがJimだったり、
タラちゃんの映画会社も「Band a Part」だしなぁ。
 
 
 
Sixpence none the richer(実はクリスチャンバンドなんだね)の
一世一代の名曲「Kiss me」。
ものすごく懐かしいけど、
まんま、だなぁ。最後もトリュフォーの墓、出てくるし!
 
とまぁなぜか北米でもこの映画のオマージュが多いのねぇ。
知らなかった。
 
実在する人物がいた、という詳細なルポルタージュ。
図書館で借りてみたけど、なかなか読み応えあり。
この本、6000円もするのがなぁ。
 
 
最期の場所から逆に戻って
彼の足跡を辿ってみるのもまた不思議な感じ。
なかなか彼の作品がレンタルにないのが残念なんだけどね。
 
午前中は、そんな感じでモンマルトルを堪能。
さぁ次はどこへ行こうかな。



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