2012-12-01

3Days in Paris 11

オルセーはもともと駅を改装した建物なのだが、
そのせいか天井が高く、見晴らしがとてもよい。
(これは模型です、多分)


展示もここにこれがあります、という表記があり、
迷わずに辿り着けるのも嬉しい。
(というかルーヴルが広すぎるのか)

ゴッホの作品が固まって展示されているので行ってみる。
自画像があるのは知っていた
(というか20年前に訪れていた)
あんまり好きな画家ではないのだけど、
「ローヌ川の星月夜」が展示してあり
やはりまさかここにあると知らなかったので虚を衝かれた。
これだけ10分くらい見っぱなしだったなぁ。
ゴッホの作品の中では、これが一番好きだ。
 
MoMAにある「星月夜」は彼の最高傑作だけど
この糸杉や雲の「うねうねした感じ」が
自分はあまり好きではなくてね。
(ゴッホがあまり好きではないのは、このうねうねが
彼の混沌とした精神を表しているようで、すっと心に入ってこない)

その他、
ゴーギャンの「タヒチの女」
「アレアレア」


 ミレーの「落穂拾い」
「晩鐘」
 
 ドミニク・アングルの「泉」

とまぁ、美術史の有名どころをこれでもかと見る。

ミュージアムショップで、いろいろ購入し、
(フランソワ・ポンポンのオブジェが欲しかったが、高すぎて断念
満足して、美術館を後にする。
朝から充実した。旅行ならではの醍醐味だ。


そのまま川沿いを歩いてみる。
今回のパリ旅行で気づいたのは、
自分はセーヌ川が大好きなんだ、ということ。
天気にも恵まれたので、どんどん前へ前と歩きたくなってしまう。

 歩いていたら「マザラン図書館」が見えてきた。
フランス最古の公共図書館。
もともとは枢機卿マザランの個人図書館だったとか。

その向かいにある橋。ポンデザール、
デザール橋を訳すと「芸術橋」
des arts・・・ 
そうか、Pontが橋だから、こういう綴りなのね。
 
 
橋の上でまたぼんやりしてしまう。
橋の欄干には、南京錠がたくさん。
恋人が誓いを立てて、ここに願をかけに来るんだとか。
ソウルにも、こういうところあったなぁ。
 
犬を連れている人は、本当に多かった。
みんな躾が出来ていて、それでいて
犬の方も「パリの犬です」という顔をしている。
いや、そういうのって絶対あると思う。
かわいいと言われ続けている犬って、
「そうでしょ」って自信満々の顔してるもんなw

パリに来てやっと2日めなので、
まだ自分がどこにいるのかが把握できてなかった。

旅行中は、リアルなRPGをやっているようなもので、
あちこちを歩き、疲れたら宿屋に行きHPを回復させ、
敵はいないが、武器屋(観光地)で叡知を養い、
研鑚し、レベルを上げていく・・・。

久々の海外の一人旅で、
正直、出発前は怖気づいた時もあったが、
現地に来てみて、どうってことないわ、
むしろ決断できた自分を誇らしく思った。

対岸にポンヌフが見えた。
20年前、「ポンヌフの恋人」のだ!
と喜んで行った場所だ。
その時のことがフラッシュバックしてきた。


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